2023
11/16
木
今回も過去3回に引き続き、岐阜県揖斐川町谷汲徳積にあります
『華厳寺』(けごんじ)の最終回となります今回は、本堂の上にあります「満願堂」を中心にお伝えします。(^^)/
「笈摺堂」を西に行くと、「満願」と刻まれた灯籠がある、満願堂入口がありました。
石段を少し上った踊り場左手に、「満願堂」と刻まれた石碑がありました。
石碑からはもう少し石段を上がって行きます。
両脇には「谷汲山満願堂」と書かれた石碑がいくつも建ち並んでいます。
満願堂です。しっかりと見てこなかったのでわかりませんが、銅板葺き入母屋造りで唐破風の向拝付きの建物のようです。
満願堂のある境内西側には千羽鶴(折り鶴)が奉納された小屋がありました。
蟇股などの彫刻が素晴らしい向拝下にてお参りをさせていただきました<(_ _)>

「御本尊は十一面観世音菩薩(平安時代)で、両脇には当寺の開祖である豊然上人、本願の大口大領の木像が安置されています。西国巡礼の満願礼所である当寺では、本堂・満願堂・笈摺堂の三カ所をお参りします。こちらでは、納め札を納め、満願成就の御礼と報告を行います。
またお堂の周りにある”たぬき”の像には、巡礼満願した者は他の者より優れる(他を抜く)という意味が込められています。」と、書かれていました。
満願堂の敷地から見た本堂の北側です。本堂の改修中ということもあり、屋根の棟などは銅葺きが完了してピカピカに光っていました。
満願堂を東に山沿いに降りていくと、小さいお堂が二つほどありましたが、名前がわかりませんでした…(^^;)
降りてくる途中にありました「緑ヶ池」です。読んで字の如く綺麗な緑色の池だったので
写真に撮ってきました(^^)/

華厳寺の2回目にちょっと出てきました、本堂東側にあった「阿弥陀堂」です。銅板葺き入母屋造りの向拝付きです。丹塗りで色付けされており、小さいながらも豪華な造りです。
阿弥陀堂から見た本堂東面です。こちら側でも屋根の銅葺き替えをする為に、瓦棒の木下地がそのまま見えている珍しい光景になっていました。
本堂から帰りの参道中で、行きに
撮り忘れた所をお伝えします。

2枚目にお地蔵様の左側に「本尊御杖の白藤」と書かれた藤棚がありました。お寺建立時に立て掛けておいた白藤の御杖が根付いたと言い伝えられているようです。3枚目は放生池に浮かぶ地蔵堂になります。
最後に仁王門をくぐり、西国三十三所観音霊場は遂に結願致しました~<(_ _)>
西国三十三所観音霊場につきましては、時間ができましたら、改めて一覧にまとめお伝え致します。祈念にいただいていました「散華」もありますので、そこも併せてお伝えできればと思っています。全て廻るのに3年ほどの期間を有してしまいましたが、いい思い出となりました。また時間に余裕ができたら又廻りたいと思っていますので、今度はもう少し細かい所までお伝えできればと思います。それまでしばらくお待ち下さい(^^)/
満願堂の御朱印と御詠歌です。
御詠歌 万世(よろずよ)の 願いをここに 納めおく 水は苔より 出る谷汲
場所:谷汲山華厳寺(満願堂)





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