2023
09/12
火
前回に引き続き、京都市東山区泉涌寺山内町にある
『今熊野観音寺』(いまくまのかんのんじ)の後半をお伝えします。(^^)/
本堂の全景を左右の手前からご覧ください。桁行三間、梁間三間、本瓦葺き重層の入母屋造りで、一間向拝付きとなっています。正徳二年(1712)宗恕祖元律師によって再建されたようです。
御本尊は前半でお伝えしましたが、弘法大師御作と伝えられる秘仏の十一面観世音菩薩となります。
本堂の左側には玄関と授与所がありますが、この玄関から右は本堂へ、左へ行くと庫裏があるようですが、全体を白い塀で囲われており中を見ることはできません。
玄関の左側には「三重石塔」があります。創建時のもののようで平安様式と書かれていますが、詳しいことはよくわかりませんでした。
本堂向拝にてお参りをさせていただきました<(_ _)>
向拝左側には独立した御朱印所(納経所)が造られていましたので、御朱印を書いていただきました。3枚目写真の広縁一番奥が御朱印所です。広縁と外陣の間にある壁には扁額や掲示物など数多く取付られていました。
本堂の東側より外陣まで入ることができます。
観世音菩薩と書かれた大提灯がぶら下がっており、内陣前には金キラな装飾で飾られていました。
お参り後に本堂の南側、境内図に茶所と書かれた休憩所がありましたので、コーヒー飲んで一服しました。
続いて本堂右側へ移動すると、大師堂との間に石碑類が多く置かれています。その北側には納骨堂である「霊光殿」があります。納骨堂の上には小さな大仏さまが見守られており、その後ろの坂を山の上にまで登っていきます。
坂を登ると丹塗りの多宝塔がありました。境内図には「医聖堂」と書かれていました。平安様式の多宝塔で、医界に貢献された多くの方々が祭祀されているようです。
最後は玄関から本堂、山の上の多宝塔までの全景です。
西国三十三所の御本尊の御朱印。中央は大悲殿。
場所:今熊野観音寺





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AFTER「[京都府] 国宝・重文を多数有する醍醐寺三宝院」
BEFORE「[京都府] 西国三十三所観音霊場の今熊野観音寺①」
COMMENT
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No.89 No title
コメントありがとうございます。
京都はこのレベルの寺院がザラにあるのでホントに驚きます。だからいつ行っても京都はいいですねぇ!投稿者:akino1942 2023/09/15 (金) 05:43
No.88 No title
今熊野観音寺初めて見ましたがとても綺麗です
京都情緒あふれていますね