2023
09/02
土
前回の続きで、京都市の中京区六角通東洞院西入堂之前町にあります
『頂法寺』(ちょうほうじ)のその他の堂宇をお伝えします(^^)/

池には「合掌地蔵」と「十六羅漢」像が安置されていました。
境内東側の奥には「一言願い地蔵」と「親鸞堂」がありました。
説明文には下記のように書かれていました。
「親鸞聖人は、建仁元年(1201)二十九歳の時、毎夜叡山を下り、この六角堂に百日参籠され、夢中に四旬の偈文を授かり、浄土真宗の開祖となられた。
ここには、夢のお告げを聞いておられる姿「夢想之像」と六角堂参籠の姿を自刻されたと伝える「草鞋の御影」を安置する。」
親鸞堂のすぐ近くには「親鸞上人像」がありました。
こちらも駒札の内容を下記に記します。
「親鸞聖人は毎夜、比叡山より当寺本堂に百日参籠された。
その九十五日目の暁の夢で、当寺ご本尊より「法然の許へ行け」との示現を得た。このお告げによってまた再び百日参籠され、当寺より法然上人の許へ通った。
それから二年後、また夢中に「行者宿報設女犯・我成王女身被犯・一生之間能荘厳・臨終引導生極楽」の偈文を授かり、これによって日本に新しい救いの教えである、浄土真宗を開かれたのである。
このお姿は、比叡山より当寺本堂に参籠され、又再び比叡山へお帰りになろうとされているお姿です。」
親鸞堂の奥には「聖観世音菩薩像」と「如意輪観音像」の銅像が安置されていました。如意輪観音像については、片足を膝立しているところなど秘仏本尊にかなり似ているので、写しなのかなと思います。
銅像の奥には、丹塗りの鳥居がある「唐崎社」は、六角堂の鎮守社になります。
社殿の左側は「日彰稲荷」、右が唐崎社で祇園社と天満宮も合祀されています。
唐崎社付近から見た本堂(六角堂)の東側全景になります。
本堂の北側にありました「太子堂」です。またの名を開山堂とも言い、六角堂を創建した聖徳太子を祀っています。
本堂の西側に「地蔵山」と呼ばれるたくさんのお地蔵様が祀られていました。
最後に西北角からの六角堂全景と西南角からの本堂全景となります。
御朱印は西国三十三所の御詠歌
わが思う 心のうちは 六の角 ただ円かれと 祈るなりけり
場所:頂法寺(六角堂)





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