2023
04/30
日
前回に引き続き、『青岸渡寺』(せいがんとじ)をお伝えします(^^)/
前回最後にお伝えした大黒天堂の裏には、熊野道の石柱がある石段がありました。
ここから熊野古道の難所である大雲取越えのルートとなります。
熊野古道を過ぎて最初にあったのは、「阿弥陀堂」です。入口に「納骨堂」と書かれた扁額があるように、ここは檀信徒故人の遺骨を安置する施設となります。
いよいよ最後の目的場所である「三重塔」に向かいますが、
写真は阿弥陀堂より少し手前にありました下に降りる階段付近から撮った「那智の滝」とのコラボ
写真です。めちゃくちゃいい
写真が撮れました(^^)/



階段を下に降りるとこんな感じで三重塔が見えますが、那智の滝は見えません…
三重塔正面に廻ると、右手に那智の滝が見えてきました。塔下には「吉野熊野国立公園 那智山」と刻まれた石碑があります。
三重塔前の階段手前に説明板がありましたので、下に記します。
「『那智参詣曼荼羅』に登場する建物の中でも特に目を引くのが三重塔です。500年前に制作されたこの絵に描かれている他の建物と同様、この三重塔も戦国時代の内戦のさなか、1581年に焼失しました。
現在の塔は1972年に再建されたもので、今ではこの地域で最も有名な見どころのひとつになっています。」
彫刻と絵画
「三重塔には、地上階(慣習的に3階のうちに数えられない)より上の各階に異なる仏の像が安置されています。1階にあるのは、かつて那智大滝で崇拝されており、那智大滝にまつわる多くの伝説に登場する不動明王の像です。2階には西方の極楽浄土に住まう阿弥陀如来の像があります。那智大滝を望む最上階の3階には、慈悲の菩薩である千手観音の像が祀られています。仏教では、この滝の神である飛瀧権現は観音菩薩の化身とされています。
また、現代の仏教壁画も塔の各階の壁を飾っています。」
説明板の横にありました手水鉢にて身を清めて塔内に進みます。
青岸渡寺では三重塔のみ拝観料がかかります。大人1人300円を納め入場します。エレベーターで上まで昇り、歩いて降りるようになっていました。
説明板にありました仏像で、1階の不動明王像と3階の千手観音像になります。
3階の展望部分から見た「那智の滝」方向の眺望と、本堂側の眺望では左端に海も見えました。「那智の滝」については、次回の熊野那智大社別宮「飛瀧神社」にて詳しくお伝えします。
由来はわかりませんが、三重塔の御朱印は「円通殿」と書かれています。
場所:青岸渡寺(三重塔)





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BEFORE「[和歌山県] 西国三十三所観音霊場の青岸渡寺②」
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