2022
11/11
金
『三室戸寺』(みむろとじ)に行きました(^^)/



参道脇の垣根は生い茂り、両脇にある燈籠がほとんど隠れています(^^;)
参道中ほどに「西国十番 三室戸寺」と刻まれた寺号碑がありました。山号は明星山で、本山修験宗の別格本山となります。
寺号碑の後には門があり、その内側には入山(拝観)受付がありました。拝観料は大人一人500円となっています。受付の反対側には「新羅大明神」の扁額がある神社がありました。
更に参道を進むと丹塗りの山門がありました。柱には寺号碑と同じく「西国十番 三室戸寺」と書かれた表札が掲げられています。
山門をくぐり、更に長い参道を進んで行きますと長い石段が見えました。上には建造物が見受けられます。途中右に折れる道がありますが、そちらは「与楽園」と名の付く庭園に行きます。
三室戸寺の説明がありました。
「当寺は8世紀の創建と伝えられている古刹で、西国三十三所観音霊場第十番の礼所として知られていますが、本堂には、本尊の金剛二臂千手観音立像、釈迦如来立像、毘沙門天立像が安置されています。
枯山水、池泉回遊式の室町時代の作庭手法を模した庭園には、多数のつつじ、石楠花、紫陽花等が植えられ、はなやかな彩りを添えるとともに、訪れる人にさわやかな季節感を与えてくれます。
また、境内には、源氏物語宇治十帖の悲劇のヒロインである浮舟の石碑や松尾芭蕉の句碑があります。」と、書かれていました。
「みむろどう」と書かれた石碑を横に、60段ある石段を上がっていきます。
石段を上がったすぐの所に「霊泉 不動水」と書かれた手水舎がありました。時期に寄りますが、下の周囲溝の内側(水盤)に花を入れて「花手水」もやられるようです。
又、不動水と名が付いているとあって、水盤には不動明王像もありました。
手水舎の横の御触書には下記のように書かれていました。
「当寺は、今から約千二百年前、光仁天皇の勅願により千手観世音菩薩を本尊として建立されました。
平安時代には殊に皇室の御帰依が深く三条天皇は法華堂を白河天皇は常行堂や荘園を、又、堀河天皇は伽藍を増修し、寺領を御寄進せられた為に盛大を極めました。その後、時代の変遷と共に盛衰を繰り返し、約二百年前の文化十一年に現在の本堂は建立されました。」
これによりますと、建造物では三重塔、鐘楼、阿弥陀堂が文化財となっているようです。
続いて「宇賀神」像が本堂前にありました。宇賀神を撫でると金運が付くそうで、三室戸寺では狛蛇なんだそうです(^^;)
本堂前は一面のハスで覆われていました。
7月から8月頃に100種のハスが開花するようです。
左手には納経所がありましたので、御朱印帳を預けて本堂にお参りに行きます。
「本堂」正面全景です。本堂は京都府指定有形文化財となっており、御本尊の千手観音が安置されています。重層の入母屋造りで、向拝に唐破風が付き精悍な顔をしています。
唐破風下には、蟇股に龍の彫刻、その上は蓮かな?軒先の懸魚は鳳凰かな?など素晴らしい彫刻が数多くありました。
本堂入口の賽銭箱前にてお参りをさせていただきました<(_ _)>
今回はここまでです。次回は三重塔など紹介します。
御朱印は西国三十三所の御本尊となります。
場所:三室戸寺





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