2022
10/12
水
『正法寺(岩間寺)』(しょうほうじ(いわまでら))です(^^)/
「本堂」のお参りを済ませ外に出ますと、正面に「夫婦桂」があります。
木の前には「御本尊出現之霊木」と書かれた石碑もあります。その御霊木の由来として右端の石版に書かれていましたので記しておきます。
「養老六年(722年)泰澄大師が元正天皇の勅を奉じて霊地を求め、この地に行脚された時、傍らの桂の大樹内より千手陀羅尼経が聞こえた。そこで、その霊木を以って千手観世音・吉祥天・婆蘇仙の三尊を刻まれ、その胎内に天皇の御念持物を納め本尊と為し当山を開創されたと伝えられる。現存するこの桂は、その子孫に当る。」
「夫婦桂」の隣にあったのは「護法龍王拝殿」です。御本尊は九頭龍龍王、白龍龍王、七面弁財天となっています。
「各々、当山の(岩間寺)山中に鎮座されている護法善神であり長寿のご利益を頂けます。」
本堂を道なりに西に行くと、塀で囲われて中には入れませんでしたが、庫裡なのかな?
ホームページによりますと「西国三十三所御砂ふみ道場」もあるようです。
更に西に行った所に「八大龍王堂」がありました。
何が書かれていたのかわかりませんでしたので、ホームページを参考に記します。
「八大龍王は「法華経」序品に説かれる八つの龍王。
一、難陀 一、跋難陀 一、娑伽羅 一、和修吉
一、徳叉迦 一、阿那婆達多 一、摩那斯 一、優鉢羅
水を司る尊で、この龍王を祀れば願うところに水を与え、福寿の恵みを授ける。我国では水神信仰と結びつき、雨乞の神ともされている。」
祠の名前はわかりませんが、この祠の後に日本一の長寿桂があります。桂の樹高は35.5m、幹周り11.6mで樹齢推定500年以上だそうです。
「本堂」前に戻ってきました。右端の木が「夫婦桂」になります。2枚目の
写真は「本堂」を正面から見ています。

境内の中央にあったのは「火伏の銀杏」です。樹齢350年と伝わり火伏の銀杏として崇敬されています。前回紹介した「稲妻龍王社」が後にあります。
銀杏の真向かいにあったのは「不動堂」です。桟瓦葺き入母屋造り、妻入りで向拝付きとなっています。不動堂には薬師如来坐像、阿弥陀如来坐像、不動明王・二童子像(平安中期で重文)が祀られているようです。
「不動堂は、寛政・文化・昭和年間に再建を繰り返しているが、虫害ひどく、現不動堂は平成五年に再建。」
金文字にて不動堂と書かれた扁額がある向拝にてお参りをさせていただきました<(_ _)>
「不動堂」から東にある石段を上って行きます。「岩間山正法寺道」と刻まれた石碑には続きに”是ヨリ三十八丁”とありましたが、どこまでのことを指してるんだろうか?
石段途中にありましたのは、平成六年に再建された「五社権現堂」です。
「五社権現は、当山の護法善神。本地垂迹説では、日本固有の神々は、本地は佛教中の諸尊であり、人々を済度するため権に神の姿で現れると説き、神に権現号を付した。」
正法寺(岩間寺)はこれでお終いです。この石段を上がると入口付近に出られました。
御朱印は西国三十三所の御詠歌
場所:正法寺(岩間寺)





COMMENT