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大人の事情 ~御朱印ライフ~

付き合いで始めた寺社(御朱印)巡り、今じゃ週末のライフワークになりました~♪

2022 07/29

[京都府] 関西花の寺 紅葉の金剛院


続いては、前回の松尾寺からは南西に5km程の場所にあります
『金剛院』(こんごういん)に行きました(^^)/

境内を取り囲む周辺林地は古くから社叢林として保存されてきたため、「金剛院京都府歴史的自然環境保全地域」として府県境の尾根筋まで広がる寺域は、とても豊かな自然が保持されています。

金剛院 入口前





門手前に赤い欄干の太鼓橋が架かり、門入口に誘います。

金剛院 太鼓橋





棟門に両袖が付いた山門には、柱に「関西花の寺第三番」の文字が書かれた札が掲げられています。金剛院は「関西花の寺二十五霊場」の第三番礼所となっており、調べると主たる花が紅葉となっていました…つーか、紅葉って花?(^^;)
山号は鹿原山(かわらさん)、寺号は慈恩寺、院号が金剛院となっています。正式名は鹿原山慈恩寺金剛院で真言宗東寺派になります。

金剛院 山門

金剛院 花の寺





門をくぐると、右手に「本坊」がありました。
本坊前のここでパンフレットをもらい右に進んで行きます。

金剛院 本坊前





高い木々のおかげで日を遮り、幻想的な緑豊かな森の中に入っていくようです。

金剛院 境内入口

金剛院 社叢①





山手側には「京都の自然二百選」の「金剛院の千年ガヤ」がありました。カヤの木ってあまり知らないのですが、これだけの樹齢で巨木は初めて見ました。

金剛院 カヤの木





更に東に進むと、「金剛院永代供養墓廟」の 宝篋印塔がありました。

金剛院 社叢②

金剛院  宝篋印塔





更に奥に行った所に国の重要文化財となっている「三重塔」がありました。

金剛院 三重塔①

金剛院 三重塔②

金剛院 三重塔③


塔手前には「金剛院塔婆」と刻まれた石碑もあります。

金剛院 三重塔石碑

金剛院 三重塔説明

「三重塔は、永保3年(1083)、真如法親王の供養のために創建されたと伝えられています。
 現在の塔は室町時代に再建されたもので、装飾などに室町時代の特色が示されています。塔内には開祖である真如法親王の坐像が安置されています。
 四季の景色にとけ込む姿は、日本文学界を代表する三島由紀夫の代表作「金閣寺」にも登場し、優雅な三重塔と賞されています。
 大正6年(1917)4月、重要文化財に指定。」 と、書かれていました。




「三重塔」手前に山側を登る石段がありますが、その横に手水舎がありました。水盤の後には水かけ地蔵がありましたので、ついでに水を掛けてきました。

金剛院 手水舎





長い石段の先に見えるのは「本堂」です。

金剛院 石段

金剛院 石段から本堂





本堂の所に説明板がありました。

金剛院 本堂説明

「鹿原山慈恩寺・金剛院は、天長6年(829)、真如法親王によって創建されたと伝えられています。
 その後、荒廃した寺は、白河天皇により復興、三重塔も建立された。
 境内には約3000本のもみじの木があり、紅葉の名所「丹後のもみじ寺」として親しまれています。
 江戸時代に築造された鶴亀の庭や本堂が、千年榧(せんねんがや)の巨樹や銀杏の古木のある景観と溶けあい、歴史ある環境を保持しています。」




石段を上がった上の敷地にはその他の堂宇として、「弁財天堂」、袴腰付きで豪華な「鐘楼」がありました。

金剛院 弁財天堂

金剛院 鐘楼





何の亙かわかりませんでしたが寄棟造りで、銅板葺き唐破風屋根の向拝付き「本堂」です。
本堂は京都府指定の有形文化財に指定されているようですが、木の退色や劣化が目立ってきているようなので、今後は修復を期待したいですね~。御本尊は波切不動明王となります。
本堂向拝にてお参りをさせていただきました<(_ _)>

金剛院 本堂①

金剛院 向拝

金剛院 本堂前

金剛寺の由来はいただいたパンフレットより転載

「当山は、平安時代初期の天長六年(829)人王第五十一代平城天皇の第三皇子、高岳親王によって創建されました。親王は第五十二代嵯峨天皇の皇太子でもありましたが、世の無常を感じて仏門に入り、法名を眞如と称し、弘法大師の十大弟子の一人として仏法の興隆につくしましたが、更に法を求めて天竺に向かい、途中消息を絶ちました。
 ご本尊の波切不動明王は、第七十二代白河天皇のご痛気平癒祈願の為、永保二年(1082)若狭の国から勧請されたもので、帝のご病気はこの不動明王の力によって忽ち平癒しました。帝は大いに満悦し、当時荒廃していた当山を復興し、三層の塔を建立して眞如親王を追善供養し、勅願寺として「慈恩寺」の寺号を下賜されました。
 また、第七十四代鳥羽天皇の皇后美福門院も深く仏法に帰依し、平忠盛(清盛の父)を造営奉公に命じ、久安二年(1146)新たに阿弥陀堂を建立し堂塔を修復するなどして、当山は本坊の金剛院の外に十二坊舎、食堂、浴室なども整備され全盛期を迎えます。
 このように当山は皇室の庇護も厚く、その後の戦国動乱や天災人災にも耐え今日に至っていますが、江戸時代には歴代の田辺城主も当山を外護し、三重塔から本堂に至る山腹の楓は細川幽斎の植樹で、秋には全山紅葉に映え訪れる人が後を絶ちません。また境内地南西の鶴亀の庭も幽斎作と伝えられています。
 ご本尊の波切不動尊(秘仏)は、弘法大師入唐渡海時の故事に因み、海難除け、重病平癒、火難、水難等総ての災難を除く仏様として、広く人々に信仰されています。」




本堂から続く渡り廊下の先にありましたのは、清水寺でお馴染み懸造りの「雲山閣」です。桟瓦葺き入母屋造りとなっています。現在は立入禁止のため中を拝観することは出来ませんでした。

金剛院 雲山閣





写真を撮ってきませんでしたが、この前に訪れている松尾寺に劣らず、唐破風下の彫刻類はとても見事な作品でした。

金剛院 本堂②





本堂から下を見ています。真っ直ぐ伸びた石段が長く感じられます。

金剛院 石段下





最初の山門の場所まで戻り、本坊の向かいにあったのが真新しい「宝物殿」です。拝観料500円で拝観できるようですが、今回は時間の都合で見ておりません<(_ _)>

金剛院 宝物庫





最後は「本坊」にて御朱印をいただいて参りました。

金剛院 本坊



御朱印は不動尊と書かれているのかな?
金剛院


場所:金剛院


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