2022
06/19
日
「光明堂」に続いては、『成田山新勝寺』(なりたさんしんしょうじ)の「清瀧権現堂」から「醫王殿」までを紹介します(^^)/
と、言いたいところですが、残念ながら「清瀧権現堂」は保存修復工事に入っており、見ることができませんでした(; ̄O ̄)ガーン
近くにスーパーゼネコンの大林組の事務所があるなぁと思ってたら…
普段から中に入ることは出来ないようなんですが、最初に見た「三重塔」や「鐘楼」のような色鮮やかな装飾が施されているのが外から窺えますので、Googleマップのストリートビューでご確認下さい(^^)/
「清瀧権現堂・妙見宮
享保十七年(1732) 建立天明八年(1788) 安政五年(1858)修理
清瀧権現と地主妙見を合祀した当山の鎮守である。」と書かれていました。
*拡大して素晴らしい装飾をご覧下さい(^^)/
清瀧権現堂を過ぎて更に奥に行くと「しだれ桜」と「ソメイヨシノ」が満開でした。
通りには、5月にあります「平和大塔大法会」の提灯献灯用の枠が作られていました。ここにたくさんの名前が入った提灯が並ぶんでしょうねぇ~
奥が「平和大塔」で、手前が「醫王殿」(いおうでん)です。"醫"は"医"の旧字になります。今回は「醫王殿」までとさせていただきます。
「醫王殿」手前にありました手水舎も「釈迦堂」前の所と同じように紅白幕が貼られ使えないようにされていました。
「醫王殿」の正面からの全景です。本瓦葺き宝形造りで軒唐破風の向拝付きとなっています。頂部の露盤宝珠は金色に光っていました(^^)/
御触書に書かれた説明と、横には絵馬掛けとおみくじ納め所が並んでありました。
「平成二十九年(2017)開基1080年祭記念事業として建立。御本尊薬師瑠璃光如来は、大醫王如来とも称され、古来、病を癒やし苦痛を取り除き、寿命を延ばす功徳がある健康長寿、息災延命の仏様として信仰される。
脇侍の日光菩薩は、太陽のような光明を放ち心の闇を取り除き、月光菩薩は、月のような穏やかな慈悲の心で煩悩を鎮めて下さり、眷属の十二神将は、十二の方位を守り干支の守護神として信仰される。」
向拝には、先程の説明にもありましたが「病気平癒・健康長寿 祈願所」と功徳の書かれた立て看板があります。外陣への入口前にありました賽銭箱の前でお参りをさせていただきました<(_ _)>
須弥壇の中央に御本尊の薬師瑠璃光如来、脇侍に日光菩薩と月光菩薩、須弥壇の両脇には十二神将が祀られていました。
外陣右側に受付のような場所がありますが、ここでは御朱印はいただけないようで、後から「平和大塔」にて「醫王殿」の御朱印をいただいて参りました。
「醫王殿」の外回り(北側)は庭になっており、樹齢100年の「白木蓮」が花を咲かせていました。
ボクの住む岐阜には同じモクレン科モクレン属で「シデコブシ」と言う樹の群生地がありますが、花びらがホントにそっくりで見間違うほど似てました(^^;)
「東京小石川植物園、明治神宮外苑の樹と共に白木蓮の三銘木といわれている。毎年3月に純白の花を開き、その美しさはみごとである。」
向拝下の木組みを見ると、手挟みや蟇股の彫刻等、細工の美しさに見惚れてしまいます。短いですが、今回はここで終了です。次回は「平和大塔」からとなりま~す(^^)/
御本尊の御朱印
場所:成田山新勝寺(醫王殿)





この記事と関連する記事
AFTER「[千葉県] 成田山新勝寺 平和大塔~成田山公園」
BEFORE「[千葉県] 成田山新勝寺 国重文の額堂~光明堂」
COMMENT