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大人の事情 ~御朱印ライフ~

付き合いで始めた寺社(御朱印)巡り、今じゃ週末のライフワークになりました~♪

2022 02/14

[兵庫県] 西国三十三所観音霊場の一乗寺 ②


前回に続いて『一乗寺』(いちじょうじ)です(^^)/
下の説明文はリーフレットから転載していますが、それによると現在の本堂(金堂)は約400年前に建てられたようです。
国の重要文化財だけあって、木の風合いなんかいい感じですもんねぇ

一乗寺②(兵庫) 本堂

「初代の本堂(金堂)は白雉元年(650)孝徳天皇の勅願によって創建された。二代目の本堂は建武二年(1335)、後醍醐天皇の勅願で再建され大講堂と呼ばれた。三代目は大永三年(1523)兵火による焼失の後、永禄五年(1562)守護赤松義裕公により建立された。四代目の今の本堂は、元和元年(1617)の焼失によって、寛永五年(1628)姫路藩主本多美濃守忠政公によって建立された。
 平成十一年から二十年に至る間、災害復旧工事に続いて半解体大修理工事が行われた。中世仏堂形式の近世初期の代表作とされる。」



階段の下で靴を脱いで、靴下で本堂内に進みます。御朱印を書いてもらえる納経所は、本堂南側の外陣一角にあります。

一乗寺②(兵庫) 本堂入り口





本堂南側の縁側から外陣に入ります。屋根下の母屋組が2段になっているのが不思議です。

一乗寺②(兵庫) 本堂縁側





外陣内には「南無観世音」と書かれた大きな提灯2つぶら下がっています。
格天井の板には江戸時代のものという木札(納め札)がびっしりと打ち付けられており、とても素敵な模様に見えます。この木札や紙札を打ち付ける習慣から「札を打ち付ける所」=「札所」という由来になったそうです。知りませんでした~(^^;)

一乗寺②(兵庫) 本堂外陣

一乗寺②(兵庫) 本堂天井

一乗寺②(兵庫) 本堂向拝





本堂でのお参り後は、納経所にて前回紹介した西国三十三所の納経印と御詠歌の御朱印を書いていただきました。写真は縁側から撮った三重塔です。

一乗寺②(兵庫) 本堂眺望





本堂の北西からの全景です。

一乗寺②(兵庫) 本堂北西全景





続いては、本堂から西に進んだ突き当たりにあります、「行者堂」(左)、「弁天堂」、一番右が「妙見堂」です。

一乗寺②(兵庫) 三堂





最初の「行者堂」は、先程の本堂と同時期くらいの建立です。
本瓦葺き宝形造りとなっています。

一乗寺②(兵庫) 行者堂

「仁明天皇御願により創建、今の建物は寛文年間の再建である。役行者及び前鬼後鬼の木像を祀る。当山の護摩供の道場。平成十一年解体修理。」




向かって左が「弁天堂」、右が「妙見堂」になります。両方とも国の重要文化財となっています。屋根は檜皮葺かな?

一乗寺②(兵庫) 弁天堂と妙見堂





「弁天堂」は一間社隅木入春日造とリーフレットに書かれていました。

一乗寺②(兵庫) 弁天堂

「弁財天は福徳、除災、得勝、音楽などを司る。」



「妙見堂」は三間社流造のようです。

一乗寺②(兵庫) 妙見堂

「国土守護、災害滅除、福寿増長の妙見菩薩を祀る。三社の創建は孝謙天皇の勅願に依る。中世の神社建築の様式の変遷を伝える貴重な建物である。」



続いては、本堂より北の奥にある「奥の院」へ向かいます。参道は全て石造りで整備されており、とても綺麗でした。

一乗寺②(兵庫) 奥の院への参道

一乗寺②(兵庫) 奥の院への石段





奥の院にある建築物は「開山堂」のみです。本瓦葺き宝形造りで兵庫県登録有形文化財に指定されています。

一乗寺②(兵庫) 開山堂

「奥の院にあり、開山法道仙人を祀る。寛文七年(1667)の建立で、龍・獅子・竹に雀・紅葉に鹿・栗鼠に葡萄などの建築彫刻を施した上質の建物である。開山法道仙人像は人々の厚い信仰を得ていて、度々当堂で開帳されている。平成十年解体修理。」



開山堂より奥には「賽の河原」があるようでしたが、見に行ってません…

一乗寺②(兵庫) 賽の河原





開山堂の帰りは東側の参道を通って戻ります。途中、仏像がたくさんあったので、西国三十三所の写し霊場なのかな?

一乗寺②(兵庫) 霊場写し





山道途中にある「放生池」は紅葉シーズンは紅葉が滅茶苦茶綺麗みたいです。池にあるのは弁天社と思われます。

一乗寺②(兵庫) 放生池





石鳥居足下には「見子大明神」と書かれた額があり、鳥居の奥には「白妙稲荷神社」と「見子大明神」を祀る見子堂があるようです。寺院にある神社は守護神として当たり前のように存在したみたいです。

一乗寺②(兵庫) 神社





まだ最近建立されたばかりのような「太子堂」です。金色に輝く扁額が綺麗でした。

一乗寺②(兵庫) 太子堂





入口手前にあった山内塔頭の「歓喜院」です。詳細は全くわかりませんでした。 

一乗寺②(兵庫) 歓喜院





駐車場に隣接していた本瓦葺き宝形造りの「栗嶋堂」です。最初別の寺院かと思っていたんですが、こちらも塔頭の一堂のようです。

一乗寺②(兵庫) 栗嶋堂

粟嶋堂は一乗寺の塔頭寺院である「隣聖院」の御堂で昭和三十年に建てられました。難病平癒の御利益があるとされ、境内に水子地蔵尊が多くあることから水子供養としても信仰されています。




御詠歌:春は花  夏は橘  秋は菊  いつも妙なる  法の華やま
一乗寺(兵庫)御詠歌


場所:一乗寺


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