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大人の事情 ~御朱印ライフ~

付き合いで始めた寺社(御朱印)巡り、今じゃ週末のライフワークになりました~♪

2021 08/28

[滋賀県] 琵琶湖を見下ろす古刹 三井寺(園城寺)② 金堂~経蔵


前回の「釈迦堂(食堂)」に続いて今回は、『三井寺(園城寺)』(みいでら(おんじょうじ))の本堂にあたります「金堂」からになります(^^)/ 前回も書きましたが園城寺が正式名で三井寺は俗称になります。

境内案内図では釈迦堂から上(西)へ歩いて100m程の突き当たりに「金堂」があります。境内案合図は前回のブログをご覧下さい。

三井寺(金堂) 参道

三井寺(金堂) 参道②





金堂境内の手前左手に手水舎がありました。最近はどこも柄杓がなかったんですが、ここはありましたので、礼儀に習い身を清めます。

三井寺(金堂) 手水舎





金堂境内に入ると、左手に御朱印所がありました。金堂の中にも朱印所がありますので、ここにはお邪魔しませんでした。

三井寺(金堂) 金堂横朱印所





御朱印所の前には「鐘楼」がありました。この鐘楼は近江八景「三井の晩鐘」と呼ばれ、美しい音色から日本三名鐘に数えられるようです。三井寺の鐘は音色の良さ、平等院の鐘は藤原時代の作で装飾の良さ、神護寺の鐘は875(貞観17)年に記された銘で知られます。

三井寺(金堂) 鐘楼

三井寺(金堂) 鐘楼説明

「慶長七年(1602年)に三井寺の長吏・准三宮道澄によって建立されました。一般的な鐘楼とは異なり、六本の柱を立て、周囲の下方を板壁、上方に格子を入れた切妻造、檜皮葺の建築です。
 内部には、近江八景「三井の晩鐘」で知られる巨大な梵鐘が吊るされています。「弁慶の引摺り鐘」にならって古式をよく伝え、その美しい音色から日本三名鐘にも数えられています。毎年大晦日の除夜の鐘には多くの参詣者が訪れ、新年の招福を祈念します。」




檜皮葺き入母屋造りで国宝の「金堂(本堂)」です。

三井寺(金堂) 金堂①

三井寺(金堂) 金堂②

三井寺(金堂) 金堂説明

「天台寺門宗の総本山三井寺の本堂です。天智天皇ゆかりの寺として七世紀に創建されて以来、千三百年余の歴史を刻んできた三井寺は、幾多の法難に遭い、伽藍の焼失と再建を繰り返してきました。
 現在の金堂は、豊臣秀吉の正室・北政所によって慶長四年(1599年)に再建されたもので、重厚さのなかに檜皮葺の屋根が軽快で美しい桃山時代を代表する名建築として知られています。
 堂内は、外陣・内陣・後陣に区切られ、秘仏の本尊・弥勒仏をまつる内陣中央は、床を張らず一段下げて土間にするなど、伝統的な天台系密教仏堂の形式を伝えています。」



金堂前には「堂前灯籠」があります。

三井寺(金堂) 灯籠

「天智天皇が大化の改新で蘇我氏一族を誅しその罪障消滅のため天皇が自らの左薬指(無名指)を切りこの灯籠の台座下に納められたと傳えられている。
 この灯籠は別名を園城寺金堂無名指灯籠とよばれている。」




金堂向拝にお賽銭箱がありますが、せっかくなので堂内の見学とお参りをしに中に入ります。中は撮影禁止なので堂内を撮れませんでしたが、御本尊の弥勒菩薩は秘仏なので見られませんが、内陣左右と後陣に素晴らしい諸仏がこれでもかッってくらい安置されておりここでお見せできないのが残念です(-_-)

三井寺(金堂) 向拝

三井寺(金堂) 堂内





外陣にありました御朱印所で御本尊弥勒佛の御朱印をいただいて参りました。

三井寺(金堂) 金堂内朱印所





金堂の西側にありましたのは、重要文化財の「閼伽井屋」(あかいや)です。中に井泉があり「三井の霊泉」と呼ばれています。

三井寺(金堂) 閼伽井屋





三井寺では珍しい瓦葺きの「霊鐘堂」(れいしょうどう)です。下の写真で説明書きがありますが、内部に重要文化財の梵鐘である「弁慶の引摺り鐘」が安置されています。

三井寺(金堂) 霊鐘堂

三井寺(金堂) 霊鐘堂説明

「幾度となく災厄を蒙ってきた三井寺の歴史を象徴する、奈良時代制作・重要文化財の梵鐘を安置しています。この鐘は、武蔵坊弁慶が三井寺から奪って比叡山へと引き摺り上げたという有名な説話で知られ、一般に「弁慶の引摺り鐘」と呼ばれています。田原藤太秀郷の「大ムカデ退治」などの伝説にも彩られた不思議な霊鐘です。
 鎌倉時代後期の『園城寺境内古図』にも現在地と同じ金堂の西側に「鐘堂」が描かれており、現在の建物は、古鐘堂の古材を用いて昭和五年(1930年)に大改築したものです。」




奈良時代制作の「弁慶の引摺り鐘」です。この鐘が比叡山に持ち去られていたって、、、昔なら相当大変でしょうね~(^^;)

三井寺(金堂) 弁慶鐘





こちらも重要文化財の「一切経蔵」(いっさいきょうぞう)です。檜皮葺き宝形造り裳階付きで室町時代の建立のようです。

三井寺(金堂) 一切経蔵①

三井寺(金堂) 一切経蔵②

三井寺(金堂) 経蔵説明

「三井寺唯一の禅宗様建築です。もと山口県の国清寺(現在の洞春寺)の経蔵で、慶長七年(1602年)に戦国大名の毛利輝元によって移築されました。外観の花頭窓や波形格子の弓欄間、内部を土間、鏡天井とするなど典型的な禅宗様の意匠でまとめています。
 内部中央には、八角形の回転する輪蔵が据えられ、仏典類を網羅した一切経を収蔵しています。漆塗りの経筥を納めた引き出し面より前に柱を立て、屋根の八方に破風を起こしているのは他に類例がなく、室町時代に遡る禅宗様経堂の古例として貴重です。」



蔵内の中央に据えられた八角形の輪蔵に屋根を付け、千鳥破風まで起こしている豪華さは実物を見た方が驚きます(^^)/

三井寺(金堂) 輪蔵


と、今回はここまでです。ここまででも国宝や重文の多さに驚かされますが、まだまだありますので乞うご期待下さい(^^)/


御本尊 弥勒佛 御朱印
三井寺(金堂)


場所:三井寺(金堂)


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