2021
04/30
金
今回は約半年ぶりに遠出をしてきたのでご報告させていただきます(^_^)v
最初に伺ったのは静岡県浜松市西区舘山寺町にあります
『舘山寺』(かんざんじ)です。今回と併せ2回に渡ってお届けしたいと思います。
舘山寺と言う名前はかなり有名なので、一度は行きたいなぁと思っていた場所の一つです。寺名が街の名前になっちゃうのはホントに凄いことですよねぇ

まずは舘山寺の入口です。
写真右側に見えるのが
有料駐車場で、30分までは無料なんですが、ゆっくり見て回ったので30分では戻ってこれませんでした…


寺号碑は見当たらず、手前にあったのは「濱名湖岸新四國第二十七番霊場舘山寺」と刻まれた霊場碑でした。舘山寺は浜名湖岸新四国八十八ヶ所霊場の一つになっているようです。


この
写真の右手に先程の舘山寺入口がありますが、左側には愛宕神社(あたごじんじゃ)の入口鳥居がありましたので、こちらの階段から上に上がります。上から見ると案外高いです。。。
車で来ると、ちょうどこの鳥居が突き当たりの正面に出てきます




手水舎前からの愛宕神社全景です。西暦727年鎮座とかなり古いようです。御祭神は火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)になります。
舘山寺との関係を読み解くことはできませんでしたが、綺麗に並んで建っていますので神仏習合の名残でしょうか?
由緒には、
「神亀四年当地舘山に鎮座す
今より一千二百四十三年前(西暦727年 皇紀1387年)奈良時代聖武天皇の御代に当地館山一円を境内として鎮座あり近郷七ヶ村の氏神として崇敬す
明治四年六月本社境内三反二十九となり近郷十社の財宝之神幸運之神厄除之神子育之神海之神山之神々を合祀するものなり」 とありました。
賽銭箱のある向拝にてお詣りをさせていただきました<(_ _)>
愛宕神社の西側には愛宕神社の境内社のような小さい祠がありました。
舘山寺本堂の手前には縁結び地蔵尊(縁結び堂)があります。
良縁成就に絵馬を奉納し、縁結びのパワースポットとして人気があるようです。
縁結び地蔵尊と本堂の間には「子授観音」がありました。
舘山寺本堂を西側から見ています。本堂前の塀際には絵馬掛けやおみくじ結び所、休憩場所となっています。
本堂を東側から見ています。本堂は銅板葺き入母屋造りで、千鳥破風の下に唐破風の向拝付きとなっていました。
舘山寺の歴史が書かれた看板がありました。内容は以下の通り、、、
「平安時代・弘仁元年(810)弘法大師が高野山より仏道行脚の際、館山を訪れて当地において修行し、その際に開創。旅する人々の心を清める寺として、山紫水明のこの地を選んだといわれている。
鎌倉時代・文治三年(1187)兵火により焼失したが、源頼朝公がこの地を訪れ道中安全・武運長久の祈願寺として諸堂を再建した。
南北朝時代・貞治年間(1362~68)堀江城の城主として当地に赴任した大沢氏の要請により城主の祈願寺として、以後五百年間守られる。
江戸時代・慶長三年(1589)徳川家康公より御朱印判物を賜り東海の名刹として繁栄した。
明治三年(1870)新政府の神仏分離令(廃仏棄釈)により廃寺となる。
明治二十三年(1890)再興が認められ秋葉の火祭りで有名な秋葉山・秋葉寺住職・牧泰禅和尚を招請し、秋葉寺の出張所を持ってくるという名目で再興した。その際に秋葉三尺坊を舘山寺でも祀ることになり、山号も「中嶺山」を「秋葉山」に改め真言宗の伝統を引き継ぎながら曹洞宗の祈願寺として今日に至る。」
御本尊は福一万願虚空蔵菩薩、鎮守として秋葉三尺坊大権現となります。
最初の
写真は、本堂左側で秋葉三尺坊大権現が祀られています。2枚目の右側に御本尊が祀られています。扁額は前の山号である「中嶺山」と書かれていました。

本堂の右側には社務所兼売店のようです。
通常の御朱印は秋葉大権現と書かれています。
寺名が地名になっているとても有名な舘山寺は、周囲を浜名湖に囲まれた小さな山です。
湖の水辺から50m程の高さにある展望台までとても気持ちのいい散策ができる場所です。
島には高さ16mもある大きな観音様や、縁結び地蔵、弘法大師ゆかりの穴大師、本堂に付随した大梵鐘まで、パワースポットとして魅力のある場所になっていました。
次回は、大梵鐘、穴大師や観音像までを紹介します。乞うご期待

場所:舘山寺





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