2021
01/10
日
岐阜県高山市の御朱印行脚3ヶ所目となります。
日枝神社御旅所に続いては、中橋公園北の交差点から本町通りを北へ歩きます。
駅前中央通りを越えた歩道と車道取り合いの所に『山桜神社』(やまざくらじんじゃ)の提灯が見えました(^^)/
Googleマップストリートビューより
山桜神社は本当に店と店の間のわずかな隙間にひっそりとありました。
入口右側には小さいですが、「山桜神社」と刻まれた社号碑があります。
狭い参道ですが、両脇に紅葉する灌木を入れるなど、とても綺麗に整備されています。
右にある社号碑の後ろの石碑に「火消し 馬頭組 火の見櫓」とありますが、このあと紹介する由来にその内容が書かれています。その火の見櫓は国の登録有形文化財に指定されたことが書かれた石碑でした。
Googleマップストリートビューより
左脇に大石をくり抜いた水盤がある手水がありましたので身を清めました。
手水舎の上に「山桜神社と絵馬市の由来」が書かれていました。
「駿馬「山桜」は乗鞍岳山麓に育った野生馬で体格資質共に一際優れ高山城主金森頼直公の愛馬となりました。公が江戸詰の折明暦三年(1657)の江戸の大火に遭い江戸城の鎮火に当った公が猛火に包まれた時山桜は主君を乗せ従者三人を従えて江戸城百間堀を越えその危急を救ったと伝えられています。
山桜の晩年は永年の功により向町(本町二丁目現地)の厩で労われました。死後厩の址に鎮火の霊としてその馬頭を祀ったのが山桜神社で通称馬頭尊として祟められ今日に至っております。
江戸火消「馬頭組」は馬頭尊を中心として活躍しました。神社左後方に建つ「火の見櫓」は唯一江戸の名残りをとどめています。毎年八月の縁日には市内で紙絵馬を求めその年毎の「牛馬安全」「養蚕安全」「家内安全」「商売繁昌」「交通安全」などを祈願して家の壁に貼る風習となっています。
当社ではこの古い伝統を受け継ぎ皆様の願いごとをお取り次ぎするよう毎年八月一日より馬頭絵馬市を開いております。」
ホント、建物ギリギリに鳥居があります。鳥居の扁額は山桜神社の社名です。
ちょっとピンボケ
ですが、鳥居すぐの所にあったのがホントの手水舎のようです(^^;) こっちは屋根がある!!

絵馬市を行うだけあって、社殿手前の絵馬掛けには絵馬がたくさん掛けられていました
社殿(拝殿)です。御祭神は神社には珍しい山桜(馬頭観音)となっております。
賽銭箱の前でお詣りをさせていただきました<(_ _)>
御捺印所の札が掛かっていましたが、留守中は「まつの茶屋」にて受付しているそうで、地図が書かれてましたので、そちらに伺って御朱印をいただいてきました。
正面が「松風園 まつの茶舗」です。山桜神社から北に50mほどの道路東側にありました。


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