2020
10/02
金
今回は初の富山県の訪問になりました(^^)/
出張で夕方時間ができましたので『富山城』(とやまじょう)【*模擬天守で現在は富山市郷土博物館です】に行ってきました。富山市の市街地の真ん中にある富山城は、富山駅から歩いて5分ほど南にあります。
まずは、城址大通りに面した「富山城址公園」の東側にあります「千歳御門(埋門)」です。総欅造りの三間薬医門で本瓦葺き切妻造りとなります。門の両脇には「野面積み」技法で積まれた石垣が見事です。
門をくぐって城址内に入ると左手奥に天守閣が見えました(^^)/
国の登録文化財の看板には
「昭和二十九年、富山城址一帯で富山産業大博覧会が開催されました。これは、昭和二十年八月二日未明の空襲によって、壊滅的な被害を受けた富山市街の復興事業完了を機に開催されたものです。その際、記念の恒久建築物として建設されたのが富山市郷土博物館(富山城)です。旧本丸 鉄門跡の石垣上に建てられた、鉄筋コンクリート造りの建物で、望楼を乗せた三重四階の天守、二重二階の小天守など、城郭の意匠でまとめられています。その外観は、彦根城や犬山城などの現存天守を参考に設計されており、戦後の天守閣建設のさきがけとなりました。博覧会の会期中は、「美の殿堂」として各種の展覧会が開催され、最上階の展望台からは富山市街のみならず立山連峰が一望できたため、多くの人で賑わいました。
会期終了後は郷土博物館として活用され、郷土のことを紹介する中心的な博物館であるととともに、中心市街地のランドマークとして広く市民に親しまれています。
平成十五年からは約二年をかけて耐震改修工事を行なうとともに、内装を一新し、富山城の歴史を紹介する常設展示が整備されました。
建設から半世紀を経た平成十六年、本建物は富山市のシンボルとして、また戦災復興期を代表する建築物として国の登録文化財として登録されました。」
と、書かれていました。
博物館入口です。大人210円を払って中の見学をしてきます(^^)/
中は歴史博物館ですので、年表に沿った史実が掲げられています。
展示物の中には、なんと立体模型にホログラムを使った歴史経過が見られます!
階段を上がり最上階は展望台になっています。が、外からの写真でわかるように安全策でしょうけど、周囲は全て金網で覆われてしまっていましたので、網にカメラを近づけて何とか金網なしで2枚だけ
撮れました(^^;)

1枚目は西側で小天守と城址公園。2枚目は北側にある美術館と城址公園になります。
西側から見た小天守(手前)と大天守です。
「富山城の石垣について」を読みますと、石垣は最初に見た「野面積み」が殆どですが、小天守の下の石垣などは、方形に加工した石材を水平に積む「布積み」の部分も見れました。
大天守南側のお堀外から
南西からの大天守と小天守
大天守を下から
城址公園内には天守(博物館)の他に、戦争で亡くなった「殉職警防団員之碑」、富山藩二代藩主「前田正甫公像」、富山ゆかりの美術館と書かれた看板がある「佐藤記念美術館」がありました。富山市出身の実業家らしいです(^^;)
手前の池を入れた美術館の全景です。めちゃくちゃ綺麗に
撮れていませんか?なんかこっちの方がお城っぽく見えるんですが…(^^;)

最後は南東からの天守閣です。
富山城の御城印は、城主だった佐々氏の家紋「隅立て四つ目結紋」と前田家の「丁字梅鉢紋」があしらわれていました(^^)/
場所:富山城


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