2020
09/18
金
澁川神社に続いては、ここから1キロ程南にある『直會神社』(なおらいじんじゃ)に行きました(^^)/ 実は澁川神社に参拝して、授与所に「直會神社」の紹介がありまして、どうやらこの神社の管理も澁川神社がされているようで、ここで御朱印もいただけると言うことだったので行ってきました(^^;)
住宅街の一角にあった神社は、どこにでもある地域守護の神社のようです。
入り口には「直會神社」と刻まれた小さな社号碑が建てられています。
直會(直会)とは神事の最後におこなう「直会」そのもののことだそうで、
”直会(なおらい)とは、神社に於ける祭祀の最後に、神事に参加したもの一同で神酒を戴き神饌を食する行事(共飲共食儀礼)である。”と神社庁は説明しています。
ボクの職場では「神事」がよく行われるんですが、確かに最後は「直会」で神主合図のもと、神酒で乾杯をして締めていました。その「直会」が名前に付くのはとても不思議な感じです。
「癌封じ祈願」のノボリが立てられていますが、直會神社は「癌封じ」を祈願しに来る人が多いようです。
入口から右手にあった手水舎で身を清めてお詣りに進みます。
境内の中に、更に囲われた場所に社殿と社を覆うほどのクスノキの高木があります。
なんかここだけ別世界(^^;)
手水舎の隣にあった社務所ですが、今は使われていないようです。
直會神社の由緒が書かれた看板には、
「白鳳5年(676)に天武天皇の大嘗祭がおこなわれ、その悠紀斎田がこの地(尾張国山田郡)にあったと伝えられています。大嘗祭とは、天皇が即位したあと、その年にとれた米などを神様に供える祭です。そのお米は、占いによって定められた田んぼで大切に作られました。田んぼは、都より東を悠紀斎田、西を主墓斎田と区別して呼んでいました。直会神社は、この悠紀斎田での収穫をお祝いして神様に供えた、お酒や食べ物などをみんなでいただく直会という儀式の跡に建てられました。
直会神社の祭神は、罪や穢れを祓う神直日神(かみなほひのかみ)と大直日神(おおなほひのかみ)です。この神社にお願いすると、体の穢れ、すなわち、はれものやできものがすぐに治ると評判で、ずいぶん遠くからお参りに来る人もあります。お参りに来る人々からは、親しみを込めて「のうらいさま」「にょうらいさん」とも呼ばれています。名古屋市昭和区紅梅町や守山区森孝新田には、直会神社への道標仏も建てられています。
昔の道すじは、区画整理によって失われましたが、毎年、3月と12月の第1日曜日には、直会神社の大祭がおこなわれ、植木市や露店が参道に連なり、にぎわいをみせています。また、お神楽や市指定無形民俗文化財の打ちはやしも奉納されています。」
と、ありました。この場所が直会をおこなった跡地なんですね~(^^)/
社殿の右奥にあった、尾張旭市に伝わる無形民俗文化財「直師夢想東軍流 棒の手」の石碑です。直會神社とどんな関係があるのかわかりませんが、この地域の伝統行事として伝わってきたんだろうなぁ思います。
小さいですが、石製の社号碑と鳥居です。
入り口にはなかったので、ここからが本当の神域なのかな??(^^;)
社殿は切妻屋根を持った向拝(拝殿)と、奥に本殿があります。まだとても綺麗なので、最近再建されたような感じです。
向拝の隅っこに「お祓い石」と言うのがありました。
「昔から直会神社は腫物、吹出物などの治療に効験あらたかで、神殿の前にある小石で患部をさすると治るといわれてきました。(小石を家に持ち帰り、患部をさすり、治ったら、その小石を左側の納所の場所へ戻す。)
神殿前にご祈祷した黒い小石を置きましたのでご利用ください。
現在では腫物の中でもがんが一番の関心を集めています。がん予防、がん治療を含めてがん封じにもご利用下さい。
笑う門には福来たるといいます。落ち込みかけた心を笑いの力と信じる気持ちで吹き飛ばしましょう。心より応援します。」
と、書かれていました。このお祓い石でがん封じを祈願するんですねぇ~(^^)/
本殿前には黄金に輝く扁額が掲げられていました。黒い小石で最近調子の悪い腰をさすり、お詣りをさせていただきました<(_ _)>
お詣り後、また1キロ歩いて澁川神社に戻り、社務所で御朱印をいただいてきました。
御朱印
場所:直會神社


励みになりますので、よければポチッとお願いします(^^)/

この記事と関連する記事
AFTER「[愛知県] 現存する最古の天守 国宝 犬山城」
BEFORE「[愛知県] 尾張旭市に鎮座する 澁川神社」
COMMENT