2020
04/01
水
今回は愛知県江南市に訪れました。
最初向かった場所(お寺)は無人で、次に予定していた場所(お寺)はお葬式が入ったみたいで、それどころじゃない雰囲気となっていて断念 ( ̄▽ ̄;)!!ガーン これは雲行きが怪しいなぁと3件目に訪れた場所が江南市力長町若宮にある『若宮八幡社』(わかみやはちまんしゃ)になりました(^^)/
境内東横の
駐車場に
車を停め、南側の正面入口に来ました。


正式名は表題であってると思うんですが、入口の東側にある社号碑には「若宮八幡宮」と刻まれています。どうやら建立されたときは若宮八幡宮と言ったみたいです。
社号碑の後ろに由緒の書かれた石碑がありました。
「神功皇后様胎内に応神天皇(15代)を御懐妊の御身にかかわらず玄海の荒波を渡り征討の軍を大陸に進められし折、戦陣をつねとして糧食思ふにまかせず、御母体と共に胎内の御子の命運を最悪になる時、一羽の鷹飛び来りて食を奉ず。
以来鷹の群れ皇后を護り、無事応神天皇の御生誕を迎う。その後も天皇の御母君を守り続けたるものと伝う。
鷹の守りにより応神天皇の若宮仁徳天皇(16代)の御誕生も有りしとて、若宮八幡社三柱を祀り、古来より安産守護子育ての神様として崇拝されており、玉垣内のお砂を借り受けると安産間違いないとして参拝者が絶えない。
また、男子誕生を願うものは男の子に、女子誕生を願うものは女の子にお砂を取ってもらうと望みの子宝が得ること出来るとも言われている。
神社より御祈祷ずみ安産の腹帯の授与があり、出産御礼参りには、由緒ある鷹の絵の奉納が行われている。」 と、書かれていました。
神社関係者の方に"尾張三大燈篭"と聞きましたが、定かではありません。
熱田神宮に「佐久間灯籠」と言う日本三大燈籠の一つとされているものがありますので、併せてご覧下さい(^^)/
入口から見た境内ですが、巨大燈籠よりちょっと中にあるのが「一の鳥居」です。石製の明神鳥居で扁額にも若宮八幡宮と刻まれています。
百度石ですが、まん丸の赤い御影石なのは初めて見ました。。。
左手にあった手水舎です。銅葺き切妻でできた屋根はまだ新しそうです。
尾張地方によくある「蕃塀」です。比較的まだ新しいと思いますが、先程の手水舎の銅板葺き屋根の色合いからすると、もう少し古い感じはします。不浄除けとしてあると言われますが、確かな目的は不明です。
1枚目は蕃塀の前から社殿側を見ています。境内は高木が立ち並び日陰が多く癒やされる空間になっています。2枚目は境内西側に鎮座するたくさんの摂末社が並んでいます。
右から緑色の屋根が「授与所」、ノボリのある所に「大黒天、恵美須天」が祀られています。その隣が「玄関」で、緑色の屋根に日本国旗があるのが「拝殿」になります。
銅板葺き入母屋造りの「拝殿」です。向拝屋根が流造りで延ばされ千鳥破風が付けられています。御祭神は息長帯姫命(神功皇后)、誉田別命(応神天皇)、大鷦鶺命(仁徳天皇)の三柱をお祀りしています。銅板葺きの屋根が緑青色になるにはそれなりの年月が必要となりますので、結構古いんじゃないでしょうか?千鳥破風の鬼瓦も銅で作られています。
拝殿を横から見るとこんな感じ(。・∀・)ノ 向拝は入母屋の桁行側が流造で延びているのがよくわかります。拝殿の奥に弊殿と本殿が伺えます。
向拝の扁額も「若宮八幡宮」…
お賽銭箱のある拝殿向拝でお詣りをさせていただきました<(_ _)>
「「尾張名所図会」によれば、近世の頃から、安産守護の神様として霊験あらたかで、臨月に及んだ者は、玉垣内の土塊を借り受けて安産のお守りとして産室内に置き、分娩後にこれを返納して、お礼参りの際には「鷹の絵」を奉納したと伝わります。」
とされており、安産祈願の守護神として御神徳があるようです。
拝殿の右横に玄関があり、更にその右側に「大黒天、恵美須天」が仲良く並んで祀られていました。
手前に玄関と向こうに拝殿です。玄関の屋根色は蕃塀と同じ頃の造りくらいかなぁ?(^^;)
御朱印は若宮八幡社と書かれています。
場所:若宮八幡社



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