2020
01/23
木
北門から境内に入ると、境内全景図がありました。境内図を確認すると入口(正門)に「高麗門」がありましたので、そちらから回って入ることにしました。
境内の西南にある「高麗門」です。「円光大師霊場」と石碑に刻まれているのは、金戒光明寺の開基である法然上人(ほうねんしょうにん)のことです。
門手前には「くろ谷」と刻まれた石碑がありますが、これは通称で「くろ谷さん」の愛称で親しまれているからです。ここ、京都市左京区黒谷「くろ谷」の地は、法然上人が比叡山の修行を終えてこの地で念仏をされた時、紫雲山にたなびき光明が照らしたことから、浄土宗最初の念仏道場を開かれた場所となります。
本瓦葺き切妻屋根で豪華な銅板張りの「高麗門」です。明治7年(1860)の建立で2015年に再建されています。門柱には「大本山金戒光明寺」の札があります。山号は紫雲山、正式名称は紫雲山金戒光明寺となります。浄土宗の大本山寺院です。
高麗門を過ぎて、100m程東に
歩いた先の北側石段の上に「山門」がありました。

石段を上がり、細い参道を抜けて山門へ向かいます。
山門手前に説明板がありました。
「この山門は江戸幕府の命により文政十一年(1828)再建にとりかかり萬延元年(1860)十二月に落慶されたものである。古くは当寺九世定玄上人の時代(1398~1415)慶永年中に建立されたが応仁の乱にて兵火に罹り焼失し、約三百五十年後に再建された。三門楼内壇上正面には等身座像の釈迦三尊(釈迦・文殊・普賢)と十六羅漢の像が安置されている。
山門楼上の勅額「浄土真宗最初門」は、後小松天皇(在位1382~1412)のご宸翰で元祖法然上人が最初に浄土の教えの真実義を弘められた念仏発祥の地との意を賜ったものである。尚、東西本願寺・仏光寺などの宗派名を表すものではありません。」
と、書かれていました。
間口約15m、高さ約23mある京都府指定文化財の山門(正面)です。
山門扁額には「浄土真宗最初門」と書かれています。説明板にもありましたが、後小松天皇の宸筆です。
山門の下では、秋の特別公開の拝観受付が行われていました。大人一人800円でした。時間の関係上見られませんでしたが、釈迦三尊像と十六羅漢像が祀られています。天井には「蟠龍図」が描かれているそうです。
山門から見えるところに綺麗な真っ赤な
紅葉(もみじ)がありましたので
パシャ!


今回はここまで<(_ _)> 次回は御影堂の紹介です。
最初門の御朱印 法然上人二十五霊場の第二十四番礼所です。
場所:金戒光明寺 山門



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