2019
11/18
月
入口手前にありました
駐車場に
停め、参道入口に来ました。入口には「名勝 青岸寺庭園」(たぶん(^^;))と刻まれた石碑があります。


「青岸寺庭園」の説明板には
「青岸寺は、600余年前佐々木道誉によって創建され、江戸の初めに井伊家により再興され禅刹(曹洞宗)となりました。山麗を利用した回遊式枯山水の庭園は国指定の名勝であり、水流をあらわす白砂のかわりに杉苔が石組みの間を流れるように埋めつくされています。特に雨上がりには、しっとりと露をふくんだ庭一面の苔が一層の趣きで見る人の心を打ちます。」と、書かれていました。
右側は庭園と本尊他、米原市指定文化財の説明が書かれています。
左側は青岸寺の縁起が下記のように書かれていました。
「青岸寺は南北朝時代の延文年中(1356~60)、近江の守護佐々木道誉によって創建され、当寺は太尾山米泉寺と呼ばれる佐々木家の祈願寺であった。文明年中(1469~87)、既に荒廃していた米泉寺を佐々木一族の米原氏によって再興された。
永正(1504~21)の初めに兵火により焼亡した。天文三年(1534)龍渓が来泉寺の檀家と計って小堂を営んで復興し、江戸時代に入って、彦根大雲寺三世要津守三が曹洞宗の寺院として復興、寺名を吸湖山青岸寺に改めた。
庭園は昭和九年(1934)に国の名勝指定を受けた文化財庭園である。蓬 菜 山 神 仙 を表わす築山林泉枯山水式庭園であり、かつて米原宿に来る者は必ず庭園鑑賞に立ち寄ったといわれるほど江戸期を代表する庭園の一つである。」
左に曲がり木々を抜けたところに山門がありました。
まだ綺麗な山門は、桟瓦葺き切妻造りの薬医門のようです。柱には「曹洞宗 吸湖山 青岸寺」と書かれた名札が掛かっていました。縁起にもありましたが、山号は吸湖山で曹洞宗の寺院になります。
山門入ってすぐの所に手水鉢があり、奥に鐘楼堂がありました。
山門の正面にありましたのは本堂です。
桟瓦葺き入母屋造りで流造で向拝を付けた本堂になります。
吸湖山と書かれた扁額が本堂入り口に掲げられています。ここでお参りしようかと思いましたが、向拝に賽銭箱はありませんでしたので、本堂内に拝観に伺います。
本堂から見た境内です。大きな鬼瓦が飾られています。
山門から右を向くと庫裡があります。庫裡内は喫茶もやっているようで、そこから中に入ります。拝観料300円を払い、青岸寺庭園の見学と本堂の拝観に行きます。
まずは、本堂内外陣に青岸寺と書かれた扁額が掲げられています。内陣は
写真を撮るのは失礼だと思いましたので撮りませんでした。御本尊は聖観音菩薩になります。

手前に御本尊の説明が書かれていました。
「本尊 聖観世音菩薩坐像(県指定文化財) 別名「御腹籠りの観音」・「旗竿の観音」
木造 ヒノキの寄木造り 像高79.7cm 南北朝時代の作
左手には未敷蓮華(みふれんげ)を握り、右手はこれを添えるようにかまえ、右足を外にして結跏趺坐の形をしている。このことから天台宗系の密教像として制作されていることがわかる。」
本堂北にある名勝 青岸寺庭園の前に一服で、本堂内陣横にある「喫茶去 kissa-ko」にて抹茶スイーツと
コーヒーをいただきました(^^)/ 美味でした♪

カウンター以外にも縁側にテーブルがあり、この写真の景色を飲みながら堪能できます。紅葉の季節や花の咲く季節はさぞ絶景でしょうねぇ!
庭園の奥の方まで廊下で繋がっているので、途中から喫茶がある庫裡縁側を見ています。
御本尊が書かれた御朱印を書いていただきました。
場所:青岸寺



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