2019
07/29
月
身延山久遠寺本堂でのお参りが済み、次は身延山山頂にあります『奥之院思親閣』(おくのいんししんかく)に向かいます(^^)/
まずは、本堂の西側から北に向かい、ロープウェイ乗り場を目指しま~す(≧∇≦)ノ
赤屋根のロープウェイ乗場から、山頂に向かいワイヤーが張られているのがわかります。
ロープウェイは7分間という短い時間でしたが、変わりゆく眺望は最高で、あっという間に頂上の「奥之院駅」に着きました。ちなみに高低差763mは関東一だそうです!
東側展望台です。標高1153mの山頂から見る景色は最高でした~(≧∇≦)ノ
看板の左側のチラッと頭だけ見えているのが日本一の山「富士山」です。
駅から北に進むと奥之院の入口が見えてきました。鳥居とは多少違う感じですが、柱には「奥之院」「思親閣」の看板が掲げられています。
境内の中に入ると御案内看板に、
「このお山は身延の嶺と称し、蓮華の峰ともよばれる、この地こそ身延山の頂であり日蓮大聖人御在山の間、弟子達と節々として登山せられ、はるか遠く故郷房州の方を拝され御両親を慕い、恩師に思いをはせられた霊地であります。
思親閣とは親を思う御堂ということでありますが、日蓮大聖人は九ヶ年に亘る身延山での御生活の間、常にこの峰にまで登られて、両親をはじめ師匠の追善供養を祈られたところから名付けられたものであります。」
と、縁起が書かれておりました。
石段下の境内で最初に伺えたのは、「育恩殿」です。RC造のまだ新しい建物みたいです。育恩殿内はお守りやお札などの販売と所信徒の休憩所になっているようです。
育恩殿の奥には、「開基堂」がありました。下にもありましたが、奥之院にもありました(^^;) 六老僧のひとり、日朗上人像を安置しているようです。
更に奥にあったのは、「大孝殿」です。昭和四十年(1965)佐々木順栄別当代に建立され、信行会等に使用されており、山務員の宿舎にもなっています。
石段を上り、上の境内に向かいます。
石段途中に、日蓮大聖人の御手植杉である、「御父妙日尊儀菩提」と「御母妙蓮尊尼菩提」です。右側が父、左側が母になります。
石段を上がった先には「仁王門」がありました。
「仁王門は六浦平次郎入道の建立。天和年間、三十一世日脱上人代に久遠寺本堂前の仁王門(二天門)を移転しました。仁王像は伝運慶作。三十一世日脱上人の開眼です。」
と、看板に書かれていました。
仁王門の手前左横には、豪華な屋根を持つ手水舎がありましたので、身を清めます。
南無常護稲荷大菩薩と書かれた赤いノボリが立っている奥にあるのは「常護堂」です。登詣者を守護する常護菩薩を安置しています。
祖師堂手前の境内東側には、延宝五年(1677)に建立された鐘楼がありました。
境内の西側には、煌びやかな釈迦如来坐像が祀られていました。
久遠寺の建物の特徴はだいたい同じで、本瓦風の銅板葺きで、入母屋造りとなっています。この「思親閣祖師堂」も同じですが、妻側に入口があるのは下の祖師堂と同じです。
思親閣祖師堂は「親を思うお堂」という意味で名付けられており、身延町の指定文化財になっています。
向拝には豪華な扁額に金文字で「祖師堂」と書かれています。
祖師堂向拝にてお参りをさせていただきました<(_ _)>
祖師堂横に併設されている受付の額がある所で御朱印を書いていただきました。
最後に思親閣祖師堂の斜め横からの全景になります。
御首題(御朱印)
場所:奥之院思親閣



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