2019
07/27
土
久遠寺三門を後にして、次は諸堂のある『身延山久遠寺』(みのぶさんくおんじ)本堂に行きます(^^)/
久遠寺はもちろん山号は身延山です。院号もありまして、妙法華院と言います。正式名は「身延山妙法華院久遠寺」となるようです。
まずは、杉の大木が並ぶ真ん中を、石畳でできた参道を進みます。
参道先にあるのはこの身延山でもかなり難関な「菩提梯」(ぼだいてい)です。実際、足腰が健康な人ばかりではないので、
車で本堂のある境内近くまでは行くことができます。

菩提梯の手前には、身延山開基である「南部實長公」の銅像がありました。
菩提梯は高さが104mの287段あります。登り切れば涅槃に達するという意味の梯は、南無妙法蓮華経の7字になぞらえ、7区画に分けられています。
写真ではあまり感じませんが、かなりの急勾配で手摺に掴まってないとホントに危ないです。

登り切って上から菩提梯を見ています。下の人が点にしか見えない…(^^;)
菩提梯から境内に入ると、正面に見えるのは「本堂」です。
左手には、まだ最近復元されたばかりの朱色の「五重塔」がありました。新緑が美しいですが、春だとしだれ桜と五重塔が見られそうです。
右手にありました、水屋(手水舎)にて、身を清めます。
水屋の横には「大鐘」がありました。軒下は三門と同様の造りになっています。
本堂の正面全景になります。明治八年に火事で焼失しましたが、昭和六十年に復元されました。本尊は日蓮聖人真筆大曼荼羅本尊となります。
本堂正面入口上には久遠寺と書かれた大きな扁額が掲げられています。
身延山久遠寺の縁起は、「身延山久遠寺のホームページ」でどうぞ(^^)/
堂内にてお参りをさせていただきました<(_ _)>
本堂の東側には煌びやかに装飾された「祖師堂」です。
祖師である日蓮聖人をお祀りする堂です。
妻側破風下の彫刻は「屋根を支える力神」(天の邪鬼とも)だそうです。
祖師堂の正面には「御札所」がありました。売店のようですが、ここでお守りやお札を購入できます。御朱印帳(日蓮宗では御首題なので御首題帳)も購入できます。御朱印(御首題)は祖師堂東にあります、「報恩閣」内にて書いていただけます。
本堂と祖師堂です。後ろは身延山になります。御朱印をいただきましたら、身延山の頂上にある奥の院を目指します。
総受付報恩閣と書かれた石柱が立っている、「報恩閣」(ほうおんかく)です。樹齢四百年のしだれ桜と近未来的な建物となります報恩閣があるのは不思議な感じです。
多宝塔のような形をしている「開基堂」です。開基の南部實長の座像が安置されています。
開基堂の正面反対側には、久遠寺の案内図がありました。これを見るとどの建物がどこにあって、どういう名前なのかがわかりますので助かります(^^)/
「御真骨堂の拝殿」です。三門と同じ本瓦風の銅板葺きで入母屋造りになります。向拝は唐破風となっています。祖師堂と同じく煌びやかな装飾が施されています。拝殿奥の御真骨堂の堂内には日蓮聖人の御真骨を奉安しています。
「納牌堂仏殿」です。真ん中の仏殿は、入母屋造りで三間ある向拝はかなり大きく感じます。左右に宝形造りの納牌堂がある変わった外観となっています。
大きな客殿です。真ん中には唐破風の大玄関、右が小玄関です。
客殿の横には「法喜堂」(ほうきどう)と書かれた扁額がある庫裡です。
「鶯渓閣」(おうけいかく)と書かれた額がある、久遠寺寺務所になります。
「時鐘」(ときのかね)です。
最初に大鐘がありましたが、こちらは時を告げているようです。
仏殿手前にある6階建建物の「釈迦殿」です。仏殿横の納牌堂から地下で繋がっている新納牌堂になります。
境内をぐるっと廻り、最初の本堂から内部の見学に行きます。見学した建物から撮った境内情景になります。最後は報恩閣にて御朱印を書いていただきました(^^)/
妙法と書かれた御朱印
場所:身延山久遠寺



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