2019
06/05
水
今回お伝えするのは、前回投稿の元興玉社が鎮座している場所にある『太江寺』(たいこうじ)です(^^)/ まずは前回と同じですが、参道入口です。「真言宗 潮音山 太江寺」と書かれた号碑が右にありますが、山号は潮音山、寺号が太江寺で、正式名は潮音山太江寺になります。真言宗醍醐派の寺院です。
号碑のすぐ横に、新しい建物の「十王堂」がありました。
左側には太江寺の沿革がありました。
「寺伝では、天平年間(729~749)に、僧行基の開基と伝えられています。当時の寛永十二年(1635)の勧進帳(市指定有形文化財)には、延喜年間(901~923)に観音堂を建てたとしています。坂十仏の『伊勢太神宮参詣記』(康永元年=1342)には、寺運が衰退していた頃の当時の様子がうかがえます。
貞享三年(1686)、落雷により全焼しますが、元禄十六年(1703)に再興されました。
本尊の千手観音菩薩坐像は榧材(かやざい)の寄木造で四十二手。頭部に興玉神のご神体観音像が納められているといわれています。
その他、聖観音菩薩坐像(室町時代)などがまつられています。
境内の鎮守社は興玉神です。本堂前にはもと鎌倉時代の宝篋印塔の基礎を用いた手水鉢があります。
また、寺の裏山には元亀三年(1572)銘の阿弥陀三尊種子碑(市指定有形文化財)もあります。境内には藤と紫陽花がそれぞれの時期に見事な花を咲かせ、参拝者を楽しませています。」
ここからいよいよ坂道です。階段と手摺もありますので、年配の方でも安心して上れます。
ブログで紹介する時に、こういう境内図があると一番助かります(^^)/ あとからどういう名前かわかるのが非常に嬉しいです♪
坂を上った先には朱色の仁王門がありました(^^)/ 左手の屋根にかかる枝葉はサクラなので、もうちょっと後に来たら(訪問時は4/12)、更に美しく見えたんでしょうね~
仁王門入口上には「潮音山」と山号が書かれた扁額がありました。左右の縦格子の透き間から金剛力士像がチラッと確認できます!
仁王門の正面に「庚申堂」がありました。
青面金剛と言い猿田彦神とも同体と信仰されており病魔悪鬼を厄除する為にされます。猿がお使いとして守護いたしますので、特に申年の方はお参り下さい。
庚申堂前を右に見ると長い石段が続いています。正面に伺えるのが本堂になります。
石段を上がると、すぐ左手にある手洗場(手水舎)にて身を清めます。
境内南側にある「愛受院」はペット供養の為のお堂となります。ここ太江寺では県下で最初にペット供養・火葬・霊園をはじめ、人とペットとの関係の大切さを説きペット寺院として信仰されています。
西側の山手には、太江寺の開祖である「行基菩薩」を中心に、石仏が多く祀られています。
本堂前にある屋根付きの香殿(香炉)です。
本瓦葺き寄棟造りの本堂全景です。御本尊は沿革にも書いてありましたが、千手観世音菩薩になります。鎌倉時代に造られた御本尊は、国指定重要文化財になっています。
三重四国八十八箇所霊場の第八十五番礼所、伊勢西国三十三所観音霊場の第一番礼所となっています。
向拝に賽銭箱がありましたので、お参りをさせていただきました<(_ _)>
本堂を中心にした、新緑が美しい境内の全景です。この左側に元興玉社があります。
本堂前にあります授与所にて御朱印を書いていただきました。
本日の行動範囲は、二見興玉神社 → 龍宮社(二見境内社) → 太江寺(元興玉社含む)です。津市から出て交通機関を利用して、半日ほどで廻れましたので是非お試しください(^^)/
御朱印
場所:太江寺



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