2019
04/20
土
今回は愛知県江南市に巡拝に行ってきました~(^^)/
まずは、藤が色とりどりに咲き誇ることで有名な『曼荼羅寺』(まんだらじ)です。
入口から真っ直ぐのびた石畳の参道に、シンプルな山門があります。山門左の石柱は「大日本西方四十八願所第二番當山」とあります。京を中心に関西から東海までの巡礼地で構成されている霊場です。
山門右には「日輪山曼荼羅寺 愛知縣」と刻まれた寺号標があります。山号は日輪山、院号は遍照光院、寺号が曼荼羅寺で、正式名称は日輪山遍照光院曼荼羅寺になります。浄土宗西山派の寺院です。
広い石畳の参道が真っ直ぐ続いています。両サイドは砂利敷きで、塀が石垣でした(^^;)
参道中程にある中門は、檜皮葺(ひわだぶき)屋根の「唐門」です。
曼荼羅寺には塔頭が八ヶ院あります。写真はそのうちの五院です。
常照院
寛立院
光明院
慈光院
修造院
気づかず見忘れたのは、「本誓院、世尊院、霊鷲院」です。(^^;)
寄棟になりますが、唐門と同じ檜皮葺の「地蔵堂」になります。県指定の文化財です。
立て看板に地蔵堂の説明がありました。
「この堂宇は、もとの曼荼羅堂で現在の曼荼羅堂の位置にありました。
当寺最古の建築物です。寛文八年(1668)に修復されたものですが創立から四百年以上経過していると推定されます。
現在は後醍醐天皇の御母壇天門院のご念持仏の地蔵菩薩が本尊として祀られ、天皇の安産を願って宮中に祀られた霊像であると伝えられています。」
曼荼羅寺公園の案内図です。下の方に字だけで書かれているのが曼荼羅寺境内あたりです。これでいくと曼荼羅寺の東側が大きな公園で「藤まつり」がおこなわれる会場になります。
訪問したのは今年の1月正月明けでしたので、当然藤棚には花は咲いていません。白い建物は曼荼羅寺の「宝物庫」になるようです。
本来なら↓↓こんな感じで藤棚が咲き乱れるようです。
曼荼羅寺 Google藤棚MAP
ボクが
撮ってきたものじゃなくてスイマセン(^^;)

鐘撞きの高さに櫓を組んで床組みをした珍しい形の鐘楼です。朱色がずいぶんと剥げてきています。
入母屋造りで檜皮葺の「正堂(本堂)」です。国の重要文化財に指定されています。御本尊の阿弥陀如来が祀られています。
曼荼羅寺正堂の説明書きがありました。
「正堂は、本寺の中核をなすもので、本尊の弥陀三尊を安置しています。寛永九年(1632)阿波國守蜂須賀家政が幼時本誓院に学んだ縁により寄進したものです。
古式にのっとり本堂を復旧したもので、南北朝前期の紫宸殿(ししんでん)を再現したものです。
江戸時代初期の構造や手法を伝えています。」
おびんずるさまがいる、正堂の向拝にてお参りをさせていただきました<(_ _)>
正堂の西側奥にありましたのは、「曼荼羅堂」です。右に見える軒下は、正堂の屋根です。曼荼羅堂は入母屋造りの本瓦葺きで、向拝屋根のみ銅板葺きで緑青色になっています。
立て看板に曼荼羅堂の説明がありました。
「桁行五間、梁間四間半、入母屋造本瓦葺、前面に一間の向拝がつき、四周に縁、高欄をめぐらしています。
内部は、外陣、中陣、内陣に分かれ、内陣の中央の須弥壇には、曼荼羅を入れる厨子が置かれ、両脇間には位牌類が納めてあります。弘化年間(1844~1848)の建立です。時代の新しい堂としてはよく整っています。
この曼荼羅堂が建立されたので、これまでの曼荼羅堂は、地蔵堂として中門近くへ移築されました。」
曼荼羅堂向拝にてお参りをさせていただきました<(_ _)>
正堂の裏側にありました、唐破風屋根の付いた玄関になります。
白を基調にした壁が珍しい、本坊・庫裏です。鉄筋コンクリート造のようなので、建て替えられたのかな?中に寺務所もありましたので、御朱印をいただきました。
御朱印は2種類
法然上人尾張十五霊場壇林「阿弥陀如来」の御朱印
日本西方四十八願所第二番「阿弥陀如来」の御朱印
場所:曼荼羅寺



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