2019
03/17
日
今回(訪問は11月末)は、三重県いなべ市にある『聖宝寺』(しょうぼうじ)に行ってきました(^^)/ 参道入口です。左側にある有料駐車場に
車を停め、進みます。

祠の隣に寺号標がありました。「鳴谷山聖寶寺」と刻まれています。
鳴谷神社の右手にある参道を登ります。左側の鳥居がある鳴谷神社は次回に報告させていただきます。
山道なので参道は全て階段です。参拝に伺った日は、ちょうどもみじ祭りが終わり、まだまだ紅葉が綺麗な時期で、尚且つ人も少なくなった頃を見計らって行きました(^_-) まだしっかり参道の木々も色づいています。
この石段を登った上に境内があります。石段入口には寺号碑に「伊勢西国三十三所観音霊場第二十九番礼所 鳴谷山聖宝寺」と刻まれていました。山号は鳴谷山(めいこくさん)、寺号は聖宝寺、臨済宗妙心寺派の寺院になります。
石段途中に見える、芸術的な造りが美しい鐘楼軒下と、紅葉した山が映えます。
境内入り口右手に鐘楼堂があります。
逆さもみじが映える回遊式庭園の鏡池です。ホントに水面に紅く紅葉した紅葉が映っています。
聖宝寺の縁起が書かれていました
「平安時代大同二年伝教大師の開創された天台宗の寺と伝えられている。戦国時代織田信長に攻められて焼失、江戸時代になって愚堂国師によって再興され、本尊に十一面千手観音菩薩を安置する臨済宗妙心寺派の禅寺となった。伊勢巡礼第二十九番の礼所として僧兵700の願力を持ったと言う大寺である。中でも藤原時代の築園と言われる。庭園は素晴らしい静けさを誇っている。庭園の下には鳴谷滝もあり、憩いの場所となっている。」
境内北側にあるのは庫裏ですかね? 右の入口は伊勢西国三十三所納経所の札が掛かっていました。左側の小屋根があるほうが玄関です。屋根の色は塗ったのかな?緑青の雰囲気を出そうとしたんだと思います(^^;)
紅い屋根瓦の入母屋造りの本堂です。山の紅葉と境内庭園の紅葉が鮮やかで本堂を際立たせています。ご本尊は先程の縁起にありました、十一面千手観音菩薩になります。もみじ祭りの開催中にご開帳されるようです。
浄土池に掛かる橋の先には弁天堂があります。極楽浄土をかたちどった浄土庭園は平安時代の造池といわれる名庭です。
「玉広稲荷神社」は伏見稲荷の神様を分霊し勧請しております。
境内南の方にありました、方形屋根の「六地蔵堂」です。
六地蔵堂側から本堂側を見ています。「血のもみじ」と呼ばれる、真っ赤なもみじの笠が映える
絶景の一つです。

「聖寶禅寺」と旧字で書かれた扁額が掛かる本堂前にて、お参りをさせていただきました<(_ _)>
お留守でしたので、書き置きで伊勢西国の御朱印をいただいてきました。
場所:聖宝寺



よろしければポチッとお願いします<(_ _)>

この記事と関連する記事
AFTER「[三重県] 猿にまつわる伝説がある 狛猿の鳴谷神社」
BEFORE「[岐阜県] 美濃西国三十三観音の徳雲寺」
COMMENT