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大人の事情 ~御朱印ライフ~

付き合いで始めた寺社(御朱印)巡り、今じゃ週末のライフワークになりました~♪

2019 03/03

[奈良県] 知らなかった1300年 奈良の国宝・世界遺産 元興寺


本日最初に伺った「興福寺」の参拝を終え、続いて伺ったのは興福寺から真っ直ぐ南に400m位の所にありました『元興寺』(がんごうじ)です(^^)/
正直ここに来るまでは全く知りませんでした。しかも本堂等は国宝に指定されてるし、更に「古都奈良の文化財」として世界遺産登録されているとは…(^^;)

まずは、東の道路際の入口に元興寺の看板と世界遺産の石碑がありました~!
開門は9:00~閉門は16:30となっていて、右に見えます「拝観受付」にて拝観料500円(大人)で中の拝観に行きました。

元興寺 入口 




受付を過ぎると最初にありますのは重要文化財の「東門」です。門には「西国薬師第五番霊場」の札も掛かっています。門前には「元興寺 極楽房 僧坊」と刻まれた寺号標がありました。

元興寺 東門 




東門の説明板より

元興寺 東門説明板 

「この門は鎌倉時代の建物として、雄大な気風と、すぐれた意匠を持つ四脚門である。もと東大寺西南院にあった門を、元興寺の極楽坊正門として応永十八年(1411)この場所に移築されたものである。東門の設置により極楽坊本堂を中心とする一画が元興寺旧伽藍から独立した中世寺院として再生したことをしめしている。」と、書かれています。




東門を入った正面にありました、国宝「極楽坊本堂」です。別名として「極楽堂」や「曼荼羅堂」と言われております。蘇我馬子が建立したと言われる日本最古の寺院で、飛鳥寺(法興寺)がその前身です。南都七大寺の一つとして、現在の「ならまち」と呼ばれる界隈の大半を含む広大な伽藍を持つ寺院だったようです。創建年は推古天皇元年(593)、真言律宗の寺院です。

元興寺 極楽坊本堂 




国宝 極楽坊本堂の説明板より

元興寺 本堂説明板 

「この堂は元興寺東室南階大坊(僧坊)の一部であり、本邦浄土六祖の第一祖である智光法師が感得した浄土曼荼羅を本尊とし寄棟造に大改築された極楽坊本堂である。
 極楽堂、曼荼羅堂とも呼ばれ、智光の住房が前身という。古来浄土発祥の聖堂として名高く、内部柱に念仏講の寄進文がある。堂の外観は寛元2年(1244)改修時の姿であるが、内陣に奈良時代僧坊の身舎部を残し、西流れの屋根に見る行基葺古瓦は当時の前身飛鳥寺から移建の際に運ばれたものである。」



北東から見た極楽坊本堂
元興寺 本堂北東 


南東から見た極楽坊本堂
元興寺 本堂南 




極楽坊本堂前の向拝部分です。堂内はもちろん撮影禁止ですが、堂内での拝観ができますので、お参りをさせていただきましたm(_ _)m

元興寺 本堂前 




堂内拝観後は本堂の南側へ進むと、石塔や石仏類がズラッと並んでいる「浮図田」(ふとでん)と書かれた場所となっていました。

元興寺 浮図田① 

元興寺 浮図田② 




その浮図田の南側にある、元興寺の収蔵庫となっています「法輪館」の見学に行きました。

元興寺 法輪館 




法輪館も内部は撮影禁止となっていました。。。(^_-) ちょうど入口の先に薄ら見えていますのが、国宝である「五重小塔」です。内部には五重小塔以外にも重文の仏像等が多数収蔵されていました。

元興寺 法輪館入口 




法輪館の西側には「小子房」と言う旧庫裡の厨房として機能した建物がありました。手前側の現在はお休み処として使われています。

元興寺 小子房 

元興寺 小子房入口 

お休み処の中に不動尊が祀られているからか、手水が手前にありましたので身を清めます。

元興寺 小子房手前手水 

不動尊でお参りをして、休憩させてもらいました。

元興寺 お休み処 




浮図田の石塔の向こうにある横に長い建物は、国宝の「極楽坊禅室(僧坊)」(ごくらくぼうぜんしつ)になります。こちらは南面の全景になります。右にちょこっと見えるのが本堂の屋根です。

元興寺 極楽坊禅室南 




「行基葺古瓦」が残る本堂西側の屋根と禅室の屋根です。屋根瓦が多色になっている所に移設した雰囲気が残ります。禅室の屋根も行基葺古瓦(右から丸瓦20本)と本瓦の違いがよくわかります。

元興寺 行基瓦 




禅室の西側を通ると「影向桜」と名付けられた桜の名所がありました。
ここを訪れたのは11月の秋でしたが、十分綺麗でした(^^)/

元興寺 西通路 




禅室の北西側にある高台から、禅室と本堂を望んでいます。

元興寺 禅室北 




国宝 極楽坊禅室の説明板より

元興寺 禅室説明板 

「この堂は元興寺東室南階大坊の四房分が残った僧坊で、禅室とも呼ばれ、念仏道場として著名であった。鎌倉時代に改築され大仏様式の手法を軒廻りによく残している。主要な構造部材及び礎石は奈良時代の創建
当初のものが残り今も用いられている。
 奈良時代の官大寺僧坊遺構を伝え、内部の間取りに奈良ー鎌倉時代僧坊のおもかげをよく残す貴重なものである。本堂と同様に南流れの屋根の一部に行基葺古瓦が残る。
 古瓦には最古の丸瓦、平瓦を含め飛鳥時代から奈良時代のものも伝世している。」とありました。



最初に通った拝観受付が朱印所にもなっており、先に渡した朱印帳をいただき後にしました。

元興寺 拝観受付 




今回は朱印の種類が沢山ありましたので、「1300年特別御朱印」を2枚頂きました(^^)/
ご本尊の智光曼荼羅
元興寺 ご本尊 


佛法元興
元興寺 仏法元興 


場所:元興寺



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