2019
02/19
火
東大寺戒壇堂の拝観(参拝)で、ようやく東大寺内の巡拝を終え、ここからは東大寺周辺の参拝に伺いました。まず最初に伺ったのは東大寺のすぐ南にある『氷室神社』(ひむろじんじゃ)です。(^^)/ 奈良国立博物館前の道路沿いに朱色の鳥居がありました。社号標には「奈良 氷室神社」と刻まれています。
鳥居には、金縁に金文字で氷室神社と書かれた扁額が目立ちます。
参道は幅広く、両脇は灯籠と桜の木で覆われています。桜の季節はさぞかし綺麗でしょう。
参道途中の左手には境内社の「住吉神社(祓戸社)」が祀られています。
その向かいには手水舎がありました。右奥に見えるのは鏡池です。
身を清め参拝に向かいます。
石段を上った先には朱色の「四脚門」になります。右の葉がない枝は枝垂れ桜になります。
四脚門は左右に繋がっている東西廊と共に、奈良県指定有形文化財となっています。
「応永九年(1402)禁裏造営の際、旧御所の日華門と御輿宿を当神社に寄付され、寛永十八年(1641)の禁裏造営の時にも日華門の扉を下賜されました。
現在の四脚門の扉はこのときのものです。切妻造、本瓦葺の四脚門に翼廊が接続した禁裏御所の遺構です。」 と書かれていました。
四脚門をくぐって中の境内参道は舞殿(拝殿)まで屋根付きとなっていました。
入母屋造りの舞殿(拝殿)全景です。奈良市指定文化財となっています。
舞殿(拝殿)にてお詣りをさせていただきました<(_ _)>
檜皮葺屋根の本殿です。奈良県指定文化財となっています。御祭神は闘鶏稲置大山主命(ツゲノイナギオオヤマヌシノミコト)・大鷦鷯命(オオササギノミコト)・額田大仲彦命(ヌカタノオオナカツヒコノミコト)の三祭神で、いずれも氷の貯蔵に深く関わりのある存在で、全国的にとても珍しい御祭神だそうです。
御由緒は氷室神社のホームページをご覧ください(^^)/
「三間社流造、檜皮葺。文久三年(1863)の造替。
本殿床下に左右の二室を造り、側面に両開板戸があります。ことに左側の出入口には庇を設け、その屋根も檜皮葺です。このような社殿形式はほかに類例がなく独特なものです。」と書かれています。
境内左手の建物は、手前が「神饌殿」、奥が「宝庫」になります。宝庫は建て替え中かな?(^^;)
境内右手には「直会殿」になります。
東西廊(東側)に社務所が入っており、御朱印を書いていただきました。社務所前の柱に大きく「氷みくじ」と書かれていますが、備え付けられている氷に白紙のおみくじ付けると内容が浮かび上がってくる!・・・・・・・あ~~
写真撮るの忘れました~(>_<)ガーン

太く力強く「氷室大神」と書かれた御朱印です。御朱印は600円ですが、いただくときに火打ち石でお祓いをしてくれるという、新鮮な体験をさせていただきました。
場所:氷室神社



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