2019
02/03
日
念仏堂に続いては、念佛堂の目の前(赤いマークの部分)にあります『東大寺鐘楼』(とうだいじしょうろう)です。案内板では「大鐘」(おおがね)と書かれていました。別名では「奈良太郎」(ならたろう)と呼ばれ親しまれているようです。
東側(念佛堂側)からの全景です。
小学生の団体の待ち合わせ場所だったようで、かなり賑やかでした(^^;)
入母屋造りの本瓦葺きで、屋根四隅の軒反りがとても美しいです。
鐘楼の右後ろに見えているのが「俊乗堂」で、左側の松の間に見えるのが「大佛殿」です。
東大寺鐘楼は梵鐘と共に1951年に国宝に指定されております。鐘楼は再建されたようですが、それでも鎌倉時代の建造なのでかなり古いです。
梵鐘は鐘楼の鎌倉時代より古く、奈良時代の天平勝宝4年(752年)に造営されたようです。総高3.86m、口径2.71m、重量26.3tあり、撞木はケヤキ造りで、長さ4.48m、直径30cm、重さ180kg、金具を入れると約200kgもあります。 大きな釣鐘であることから古来東大寺では大鐘(おおがね)と呼んでいるようです。
鐘楼内に梵鐘と鐘楼の由緒が記されていました
「この梵鐘は天平勝宝四年(752)大仏鋳造のときに造顕され、雄大な金銅の梵鐘で日本名鐘の一つである。ことに竜頭と鐘座には天平の文様があざやかに残っている。
この鐘楼は和様、唐様の天竺様式を混ぜて、承元年間(1206~1210)大観進栄西禅師により建てられた。斗栱には独特の様式があり音響を分散さすために板壁等を用いず屋根は音をこもらすために大きく構成されている。」
別記で建物の総高は13mとありました。一般の建物だと3階建てに相当しますねぇ~(^^;) 高いはずだ!
鐘楼南側からの梵鐘です。人と比べると大きさがわかります。東大寺の鐘は「日本三大名鐘」の一つとして知られており、長い鐘音を響かせる「勢いの東大寺」とも言われるように重厚な音で存在感を放っているようです。
鐘楼北側に売店が伺えますが、ここで御朱印を書いてもらいました。
さすがに26t超の鐘を吊っているので、梁もかなり大きいです。鐘楼の天井は小組式格天井となっており、細部まで化粧が施されておりました(^^)/
西側からの鐘楼全景です。羽を広げているような優美さがあります!
「大梵鐘」と書かれた御朱印です
場所:東大寺鐘楼


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