美濃新四国八十八ヶ所の甘南美寺

今回は、以前伺いました岐阜県山県市にある『甘南美寺』(かんなみじ)に行きました(^^)/

雨に打たれた前回は、美濃七福神(恵比寿)と美濃三十三観音の巡拝をさせていただきました。今回は表題であります美濃新四国八十八ヶ所の巡拝になります。　前回ブログは←こちらから

前回と同じ構図ですが、入口の寺号標です。山号は白華山、寺号が甘南美寺、「白華山甘南美寺」と正式名称が寺号標には刻まれています。臨済宗妙心寺派の寺院です。

 

山に向かう参道の右手には、燈籠がズラリと並んでいます。「南無観世音菩薩」のノボリもあります。

 

参道途中の池に架かる赤い橋、中州に浮かぶ島の堂には弁財天が祀られています。

 

参道石段を上った先には仁王門、山に囲まれ、清らかな滝の音に心安らぐ空間です。

 

甘南美寺仁王門です。創建は1570年(永禄十三年)頃とされていますが、文化財の指定がされていないので、古く見えますが再建されたものなのでしょう。

 

仁王門をくぐり、境内右は庫裡になります。左の境内参道を進むと正面が本堂です。境内参道周囲もたくさんの石灯籠が並んでいます。

 

境内参道の左手に手水舎がありましたので、身を清めます。

 

参道中央に百度石、更に石段を上がって参道を進みます。

 

本堂手前左に「水佛堂」とあります。仏像の前には水盤もあるので、これも手水なのかな？？

 

八棟造りの豪華な本堂で、向拝部分は唐破風屋根となっています。本尊は千手観世音菩薩(秘仏)で、馬頭観音の信仰もあります。

 

本堂向拝でお参りさせていただきました<(_ _)>

 

甘南美寺の縁起

「本尊観世音像は往昔、高阿弥、那智阿弥夫妻の行者　伊勢太廟に参籠する事一千日、満願の日、宮川のほとりにて此の本尊を授けられたが、夢想の霊験により当地に来り釜ヶ谷の山頂に安置した。降って天文年中尊像眉間の毫光煌灼として遠く伊勢の海底を射毎夜波心昼の如く漁人その業を失ったので、油田壱町歩を寄進し、坊舎の移転を懇請したため、山麓の現地に移し禅院に改めたとある。寺号の「甘南美」は神なばり、神のまします山に起因した神奈備を根拠としたものと考えられる。」

本堂から旧本堂への渡り廊下です。「稲荷大明神参道」「動物供養塔参道」となっています。

 

旧本堂には、美濃新四国の弘法大師と美濃七福神の恵比寿神が祀られています。美濃新四国八十八ヶ所霊場の第六十五番礼所となっています。

 

旧本堂向拝です。お参りをさせていただきました<(_ _)>

 

旧本堂から庫裡に行く渡り廊下が続いています。その手前には甘南美寺の天然記念物の一つ「甘南美寺花の木の大樹」がございました。

 

前回は鐘楼堂に雨漏れがあったのか屋根にブルーシートが掛かっていましたが、治ってるみたいです(^^)/

 

本堂を横から撮りました！複雑な屋根は、お城みたいに本当に豪華に見えます。

 

納経印はこれで86ヶ所目です。あと2ヶ所！

甘南美寺は最近、アート御朱印を書かれるので今度また訪れてみたいです。

 

場所：甘南美寺

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