2018
12/17
月
恵比寿様と大黒様の堂を過ぎた辺りで、右へ行く参道の先に別宮『椿岸神社』(つばきぎしじんじゃ)があります(^^)/
社号標には「延喜式内 椿岸神社」と刻まれています。
石畳となっている参道は、スッキリしてとても綺麗に整備されています。
社殿の正面にある朱色の鳥居は、柱に袖柱が付く両部鳥居となっています。鳥居の扁額には主祭神であります鈿女の名が入る「鈿女本宮」(うずめほんぐう)と書かれています。
鳥居をくぐった右手に手水舎がありましたので、身を清めます。
こちらは「扇塚」とあります。扇が堂内に祀られていました。芸道を志す者の心の寄り処とされ、扇に感謝と慰霊を込めて此の扇塚は建立されたようです。
「招福の玉」です。玉を撫でてきました(^^)/
「幸せは日々の感謝の心を持って自分の使命に邁進するとき喜びが訪れます。
縁結び、夫婦円満、招福みちびきの玉としてこの玉を三回撫でながら「祓え給へ、清め給へ、六根清浄」と三度唱えてお祈り下さい。心の中に幸せを招き念願が叶えられます。」 と書かれていました。
椿岸神社の由来が書かれていました。
「当社の主祭神天之鈿女命は天の岩戸開きの神話の中で御活躍された神様として知られ、天孫(天照大神の御孫)瓊々杵尊が日本国土に天降り給う時供奉し、天孫一行を天之八衢に出迎えた地祇猿田彦大神(椿大神社の主祭神)と共に日向の高干穂峯に導き、我が国肇国の基を築かれた神様であります。
その後、猿田彦大神と夫婦の契を結ばれ、相共に此の伊勢国、鈴鹿椿ケ嶽高山短山の霊地にお帰りになり、猿田彦大神の妻神、椿岸大明神として鎮祭され、今日に至っております。鎮魂の神、芸道の祖神として其の霊働は脈々と輝き、芸能を始め茶道、華道、書道と凡ゆる技招ぎの向上、また縁結び、夫婦円満の御守導、霊験あらたかで古釆より信仰されております。
当社に伝わる「椿岸神社縁起」によれば、この別宮を猿田彦大神を祀る本社「上椿社」に対し「下椿社」と称し垂仁天皇の御代二十七年本社御創建と共に秦齋された延喜式内の古社であります。
秋の例大祭には本社より神輿(猿田彦大神)の渡御(神幸祭)があり、鈿女本宮に御旅をされ、翌日には還御(遷幸祭)が行なわれます。」
向拝のある神明造りの社殿は、朱色が鮮やかで綺麗です。鈿女本宮の提灯が掛かっています。主祭神は由来にもありますが天之鈿女命です。相殿には太玉命、天之児屋根命となっています。江戸時代は「椿大神社お旅所」と称していました。
芸道の祖神、鎮魂の神、夫婦円満、縁結びの神として崇敬され、神前挙式も行っています。社殿正面の向拝部分でお詣りをさせていただきました<(_ _)>
向拝から社殿内奥に本殿が伺えます。扁額は「椿岸神社」と社号が書かれていました。
社殿右手には「かなえ滝」がありました。奥にある「金龍明神滝」から神水として流れているそうで、携帯電話の待ち受け画面にすると、開運成就・恋愛成就の願いを叶えてくれるそうです。
椿大神社に行く参道沿いに御輿庫もありました。
御朱印は椿大神社社務所にて
珍しい御朱印帳がありましたので、思わず買っちゃいました(^^)/
なんとあの手塚治虫さん代表作の「火の鳥」に出てくる猿田彦大神が描かれています。
場所:椿岸神社(椿大神社別宮)


よければポチッとお願いします(^^)/

この記事と関連する記事
AFTER「三重県初の国宝指定① 専修寺」
BEFORE「伊勢国一の宮 椿大神社」
COMMENT
-
No.37 Re: No title
こんばんは~(^^)/
いつもコメありがとね~~ん♪
三重県には猿田彦大神を祀っている大きな神社が2つあって、
一つは今回の椿大神社(つばきおおかみやしろ)と、
もう一つは超有名な伊勢神宮のすぐ隣にある猿田彦神社なんです!
どちらも自分の所が総本社だと言っているようで、
どうにも収拾の付かない状況になっているようです(^^;)
さすがにどちらも総本社と呼ばれるだけあって、
神聖で厳かな雰囲気のある神社(大社)です。
あの手塚治虫デザインなら、
ボクら年代はちょっといいかもって思っちゃうよねぇ~(笑)投稿者:akino1942 2020/08/13 (木) 22:08
No.36 No title
(笑)本当だ!!
火の鳥!!
小学生の頃に 教室の後ろの本棚にあって
読んだのを覚えてます!!
うる覚えだけれども・・・( ;∀;)
にしても!
これは買ってしまいますね~
もっと有名でも良い気もしますね~
と言うか この神社さん
すっごく風情もあって 素敵ですね(*'▽')