2018
06/12
火
本日は仕事で愛知県稲沢市に来ましたので、お昼に『萬徳寺』(まんとくじ)に行ってきました(^^)/
入口です。中の境内に
駐車スペースがあるので山門横が道路になっています(^^;)

寺号標には「長沼山華王院萬徳寺」と刻まれています。山号は長沼山、珍しく院号が上に来ていますが、華王院が院号、寺号は萬徳寺で、正式名称は寺号標の通りと思われます。真言宗豊山派の寺院になります。
山門です。「准四國第一番礼所」と書かれた石碑が建っております。今はないのかな?(^_-)
山門の横には萬徳寺の由緒が書かれていました!
「由緒には神護景雲二年(768)称徳天皇の勅願により慈眼が創建したとあり、その後、鵜沼川(木曽川)の洪水で荒廃したのを、承和元年(834)空海が再興し、永祚元年(989)の大風で衰退した。
建長六年(1254)、常円により再興され、江戸時代には尾張国真言宗の本山として、豊臣秀吉以来五三石の寺領をもち、五三以上の末寺のある大寺院であった。」
とありました(^^)/
境内南東から、左側の建物全景です!右が本堂になります。
本堂から右側の建物全景です!本坊、庫裡があります。
山門くぐって左には、楊柳観音像がございました(^^)/ 「四國八十八個所入口」の石碑もあり、ここから本四国の巡礼ができます!
鐘楼堂です! 牡丹寺と言われるように、牡丹がチラホラ咲き始めています。
楊柳観音の奥には、何も書いてなかったのでよくわかりませんが、弘法堂かなぁ?…(^^;)
西側にある建物全景です! 左から多宝塔、鎮守堂(燈籠に隠れてますが)、観音堂かな?
水掛不動尊と弘法大師さまがおられました。
室町時代建立で重要文化財となっています「多宝塔」です!
「多宝塔 一基 付棟札一枚 室町時代
三間多宝塔 桧皮葺
裳階の隅柱心々十二尺、裳階は面取角柱、斗栱とし、裳階出組支輪つき、上層は和様の四手先斗栱とし、高欄腰組に禅宗様の平三斗を用いる。戸口は正背面にのみあり、側面は板壁の簡素な建物である。
頭貫や木鼻、渦を用いない実肘木の絵様など、性海寺の塔と類似点が色々あり、この塔は性海寺塔を参考に作っていると思われる。」
と書かれていました!
多宝塔の隣にあります、こちらも重要文化財の「鎮守堂」になります。鎮守堂も桧皮葺きです。
大寺院であったと思わせる、威風堂々とした大きな本堂になります!
本尊は阿弥陀如来となっております。霊場としては、尾張三十三観音霊場は第十七番礼所となっており、東海三十六不動尊霊場は第四番礼所となっております。その他に尾張四国八十八ヶ所霊場でもあります。
本堂前にてお参りをさせていただきましたm(_ _)m かなり大きい賽銭箱が置かれていました(^^;)
玄関です。ここに御朱印が置かれていましたので、2枚600円の浄財を置いてきました。
尾張三十三観音霊場の朱印です。礼所本尊は聖観世音。
東海三十六不動尊霊場の朱印。礼所本尊は不動明王。
場所:萬徳寺

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